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授業科目名
担当教員
構造設計演習
杉山 俊幸/斉藤 成彦
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274040 1 CL 4 前期 I
[概要]
 本講義は,建設材料学及び演習,構造力学及び演習第一,構造設計論等で学習した事柄を基礎として,各種示方書類における設計概念を理解し,橋梁構造物を対象とした設計演習を行う.
[具体的な達成目標]
(1)構造計画と要求性能について理解できる.<BR>(2)合成桁またはRC桁の詳細設計の手順が理解できる.<BR>(3)グループでの設計作業において,他人と協力して目標を達成することができる.<BR>(4)設計のコンセプトや結果を分かりやすく説明ができる.
[必要知識・準備]
 建設材料学及び演習,構造力学及び演習第一,構造力学第二,構造設計論,コンクリート構造学第一,コンクリート構造学第二で学習した知識を必要とする.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %自発的勉学、知的好奇心と探求力、問題設定/解決能力について評価します。 
2発表/表現等 30  %発表、表現力、情報収集/整理力について評価します。 
[教科書]
  1. 特に指定しない
[参考書]
  1. 岡村甫、前田詔一, 鉄筋コンクリート工学, 市ヶ谷出版社, ISBN:4870711532
[講義項目]
予習:構造力学、コンクリート構造学等で学んだ理論を見直す。<BR>復習:講義で学んだ設計概念について理解する。指示された作業を行う。<BR><BR> 1.構造物の設計の概要<BR> 2.構造計画と要求性能<BR> 3.詳細設計:合成桁橋の設計1(合成構造のメリットと設計上の留意事項)<BR> 4.詳細設計:合成桁橋の設計2(合成桁橋の性能照査)<BR> 5.詳細設計:合成桁橋の設計3(合成桁固有の荷重に対する検討)<BR> 6.詳細設計:RC桁橋の設計1(限界状態設計法と設計の流れ)<BR> 7.詳細設計:RC桁橋の設計2(安全係数,構造細目)<BR> 8.詳細設計:RC桁橋の設計3(各限界状態に対する検討)<BR> 9.課題1:指定した条件を満たす橋梁形式を選定する<BR>10.共同作業<BR>11.中間発表・講評<BR>12.課題2:選定した橋梁の桁部材に対して詳細設計を行う<BR>13.共同作業<BR>14.共同作業<BR>15.最終発表・総括
[教育方法]
・最新の示方書類に基づき、構造計画から部材の詳細設計に至る設計の概念を説明する。<BR>・課題に対するグループ作業を通して、与えられた条件下で各自が創造力を発揮し、グループでそれをとりまとめ、設計コンセプトを提示できるようにする。<BR>・発表および質疑応答を通して、提示した設計コンセプトや成果物を分かりやすく説明できるようにする。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
E.学習および問題解決能力
 専門基礎に関する演習科目において、自発的・継続的に学習する能力を身に付けるとともに、社会的要請や社会環境の変化に柔軟に対応し問題を解決する能力を獲得する。
I.実務的遂行能力
 社会的、経済的、技術的及び環境的な制約条件のもとで、問題解決に最適な手法・技術を選択し、仕事を遂行する実務的な能力を身に付ける。
[その他]
・本講義では、自主性および創造性を発揮できます。よりよい社会基盤の形成を考えて行くために、積極的に取り組んでください。