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授業科目名
担当教員
ソフトウェア工学演習
高橋 正和
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273310 1 F 3 前期 II
[概要]
本演習では,「ソフトウェア工学」の授業内容に基づいて,ソフトウェア開発に関わる演習を行う.課題に対して,構造化設計手法,あるいは,オブジェクト指向設計手法を用いて設計と開発を行うことで,「ソフトウェア工学」で習得した開発に関する知識と技術をより定着させる.
[具体的な達成目標]
(1) 構造化設計手法を用いて小規模なソフトウェアの設計ができ,それをもとにプログラムを作成することができる.<BR>(2) オブジェクト指向設計手法を用いて小規模なソフトウェアが設計でき,それをもとにプログラムを作成することができる.
[必要知識・準備]
プログラミング,および,ソフトウェア開発の基本的な知識を有すること.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %理解度を確かめる。 
2発表/表現等 20  %積極的に自分の考えを表現したか。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. T. DeMarco著,高梨智弘,黒田純一郎 監訳, 構造化分析とシステム仕様, 日経BP社,1990
  2. I. Jacobson他著,西岡利博,渡邉克宏,梶原清彦 監訳, オブジェクト指向ソフトウェア工学OOSE, トッパン,1995
  3. カサレアル,川添真智子, UMLモデリング技能認定試験 スキルアップ教本[レベル1], 秀和システム,2005
  4. 小林健一郎, ブルーバックスB-1400 これならわかるJava, 講談社,2003
[講義項目]
(1) 受講案内,構造化設計手法1 データ・コンテキスト・ダイヤグラムとデータ・フロー・ダイヤグラム<BR>(2) 構造化設計手法2 データ辞書,プロセス仕様<BR>(3) 構造化設計手法3 プログラム開発<BR>(4) 構造化設計手法4 プログラム開発<BR>(5) オブジェクト指向設計手法1 Java言語 クラスとインスタンス<BR>(6) オブジェクト指向設計手法2 Java言語 オブジェクト指向プログラミング<BR>(7) オブジェクト指向設計手法3 Java言語 オブジェクトとフィールド・メソッド<BR>(8) オブジェクト指向設計手法1 ユース・ケース図<BR>(9) オブジェクト指向設計手法2 クラス図<BR>(10)オブジェクト指向設計手法3 オブジェクト図<BR>(11)オブジェクト指向設計手法4 状態マシン図 <BR>(12)オブジェクト指向設計手法5 シーケンス図<BR>(13)オブジェクト指向設計手法6 プログラム開発<BR>(14)オブジェクト指向設計手法7 プログラム開発<BR>(15)オブジェクト指向設計手法8 プログラム開発
[教育方法]
&#61548;ソフトウェア工学で学んだ設計方法について演習を行う.<BR>・机上のソフトウェア設計とコンピュータ上のソフトウェア開発をあわせて実施する.<BR>・原則として毎回小テストを行う.この結果を主として成績評価を行う.<BR>・ソフトウェア工学とあわせて受講することを推奨する.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(B)種々の型と構造をもつ情報の表現手法及び処理手法についての基本的な知識と技術を習得する.
(C)問題を形式的にモデル化し,そのモデルを基に問題解決する知識と技術を習得する.
(D)ソフトウェアの実現に必要な各種の道具や手法を習得・理解し,これらを組み合わせて問題解決を行える知識と技術,およびその自発的・継続的学習法を習得する.
(E)ソフトウェア製品を,そのライフサイクル全体に渡り協調して設計・開発・保守するための知識と技術を習得する.
[その他]
本授業は,演習とセットで実施する.授業の進捗状況に応じて,講義と演習の授業を入れ替えることがある.講義,演習のどちらか一方のみを履修している学生は注意すること.