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授業科目名
担当教員
初等量子論
中川 清和
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
269000 2 AM 2 前期 II
[概要]
初等力学で学んだ古典力学は我々が日常的に体感しているスケールにおける物理現象を取り扱う上で有効であるが、原子スケールの現象を説明できない。量子力学は、従古典力学では説明できない素粒子・原子・分子などの微視的な系に適用される力学である。<BR> 本授業では、原子・分子・結晶の構造、性質、生成の仕組みを理解するのに必要な最低限の知識を獲得すること、また、個々の物質などにこだわらず普遍的知識を得ることを目標とする。
[具体的な達成目標]
・量子力学の基本原理を理解し、自由電子や原子核に束縛された電子の状態について説明できる。<BR>・原子の構造に関説明できる。<BR>・分子の形成を説明できる。
[必要知識・準備]
線形代数学I、初等力学、微分積分学I、微分積分学II
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %理解度を評価します。 
2小テスト/レポート 30  %理解度を評価します。 
[教科書]
  1. アトキンス, 物理化学(上) 第8版, 東京化学同人, ISBN:9784807906956
  2. 橋元淳一郎, 単位が取れる量子力学ノート, 講談社サイエンティフィク, ISBN:4-06-154454-3
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.古典物理学の破綻<BR>2.微視的系の力学<BR>3.量子力学の基本原理<BR>4.並進運動の固有状態とエネルギー準位<BR>5.調和振動子の固有状態とエネルギー準位<BR>6.回転運動の固有状態とエネルギー準位<BR>7.スピン<BR>8.水素型原子の固有状態とエネルギー準位<BR>9.水素型原子での分光学遷移と選択則<BR>10.多電子原子の構造<BR>11.スピン一重項と三重項<BR>12.スピン・軌道カップリング<BR>13.原子価結合法<BR>14.分子軌道法<BR>15.総括・評価
[教育方法]
毎回の講義は教科書と、必要に応じてパワーポイントを用いる。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)