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授業科目名
担当教員
アナログ回路II
森澤 正之
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
268110 2 JM 2 後期 IV
[概要]
本科目では、ダイオードやトランジスタ等の半導体素子の基本動作とアナログ回路への応用を学ぶ。具体的には、増幅回路などの基本的な電子回路の設計技術の習得を目指す。さらに等価回路の考え方を理解し、トランジスタとMOSFETの回路を学び、複数のトランジスタを利用した様々な回路の考え方を学ぶ。信号の増幅に関しては、トランジスタ、オペアンプの回路と動作を理解する。最後に集積回路で広く利用されているMOSトランジスタの特性の理解、実際の回路への適用を学ぶ。
[具体的な達成目標]
1. ダイオードやトランジスタ等の半導体素子の特性と基本動作を理解する。<BR>2. 信号の増幅に関する考え方を理解する。<BR>3. 種々の増幅回路の基本的な電子回路の設計技術の習得を目指す。<BR>4. MOSトランジスタの特性の理解、実際の回路への適用を理解する
[必要知識・準備]
本講義は「アナログ回路I」(2年次前期)の知識を必要とする。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %講義の後半の項目に関して評価する 
2試験:中間期 40  %講義の前半の項目に関して評価する 
3小テスト/レポート 20  %毎回の理解度を評価する 
[教科書]
  1. 藤井信生, アナログ電子回路  −集積回路化時代の−, 昭晃堂, ISBN:978-4-7856-1140-8
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1. 信号とデバイス:ダイオード、トランジスタ、MOSFET<BR>2. 回路の働き:負荷直線、エミッタ、ベース、コレクタ、電流増幅率、バイアス回路<BR>3. 等価回路の考え方:非線形回路、小信号等価回路、hパラメータ、簡略化<BR>4. 小信号の増幅:動作解析方法、直流分回路、信号分回路、周波数特性<BR>5. 複合回路:低電圧回路、低電流回路、ダーリントン回路、カスコード回路、多段増幅<BR>6. 中間評価(総括とまとめ)<BR>7. 差動信号の増幅:特性、能動負荷<BR>8. 電力増幅回路:大振幅回路、A級電力増幅回路、B級プッシュプル電力増幅回路<BR>9. 負帰還増幅回路:利得変動、信号ひずみ、周波数特性、入出力インピーダンス、安定性<BR>10.発振回路:RC発振回路、LC発振回路、水晶発振回路<BR>11.オペアンプ:回路構成<BR>12.オペアンプの実際:理想オペアンプ、実際のオペアンプ<BR>13.MOSアナログ回路(1):MOSトランジスタの特性<BR>14.MOSアナログ回路(2):MOSトランジスタの回路<BR>15.評価(総括とまとめ)
[教育方法]
1.授業で用いる資料は、配布するかE-ラーニング上で公開して、学習に活用できるようにする。<BR>2.毎回グループワークや小試験を行い、受講者の理解度をチェックしながら授業を進める。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)