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授業科目名
担当教員
市民活動とボランティア組織
定松 淳
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
266171 2 J過年度生 2 集中 (未登録) (未登録)
[概要]
今年度のテーマは「環境運動の諸相」です。市民活動の一例として、環境運動を取り上げ、具体的事例に即して、その可能性と組織的困難について考えます。広義の前半では、水俣病問題を取り上げながら、関係した地域社会、患者団体、支援団体の活動について考えます。後半では埼玉県所沢市周辺のダイオキシン問題を取り上げ、そこに関係した環境運動の変遷や類型について考えます。また、環境運動(市民活動)との対比のために学生運動も取り上げます。
[具体的な達成目標]
環境運動の持っている可能性と、その活動の難しさについて理解する。
[必要知識・準備]
特に必要ありません。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %レポートの評価にあたっては、「講義内容の理解」以上に、「講義によって本人の頭が活性化されているか」を重視したいと思います。 
2受講態度 50  %「講義された内容」に対しての、レポートを作成してもらいます。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 石牟礼 道子, 苦海浄土, 講談社, ISBN:978-4062748155
  2. 原田 正純, 水俣病, 岩波書店, ISBN:4-00-411113-7
  3. 埼玉西部・土と水と空気を守る会, 産廃銀座に挑んだ住民たち, 合同出版, ISBN:4-7726-0350-6
  4. 小熊 英二, <民主>と<愛国>, 新曜社, ISBN:4-7885-0819-2
  5. 小熊 英二, 1968(上), 新曜社, ISBN:978-4-7885-1163-7
[講義項目]
1.イントロダクション <BR>2.60年安保闘争<BR>3.69年大学紛争(学園闘争)<BR>4.水俣病の「発見」から忘却まで<BR>5.公害問題と熊本水俣病訴訟の提起――<BR>6.過失責任論と反公害世論の高揚―― <BR>7.第三水俣病問題とオイルショック――政治的バックラッシュ<BR>8.未認定患者問題と審議会<BR>9.「住民運動の時代」と「新しい社会運動」<BR>10.所沢ダイオキシン問題? ―― マスメディアと環境運動<BR>11.所沢ダイオキシン問題? ――住民運動の成長過程<BR>12.ダイオキシン問題に関わったNGO<BR>13.被害者運動・住民運動・市民運動<BR>14.公共性の概念<BR>15.まとめ
[教育方法]
毎時間講義中に時間をとって各自ミニレポート(A4一枚)を作成してもらい、3段階評価を行う。レポートは、講義を聴いているか、自分の頭で捉え直せているか、それを文章に表現できているか、を問うものとする。評価は、普通の感想・疑問と思われるものにはC(1点)、なかなか考えていると思われるものにはB(2点)、非常に感心させられるものにはA(3点)、残念ながら評価できない内容にはD(0点)を与える。ミニレポートの獲得点数の合算によって成績評価を行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)