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授業科目名
担当教員
循環システム概論
竹内  智
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
266010 2 J過年度生 1 前期 V
[概要]
 全国の国立大学で始めて設置された循環システム工学科の設立目的を理解することが第一の目的である。この目的を知った上で、具体的に循環システム工学科でどのような内容の項目を4年間かけて学習するのか、その概要を学ぶ。循環システム工学科は物質循環、社会システム、システム基礎という3大講座で構成されているが、それぞれの講座の特徴と協力関係についても学習する。<BR> 21世紀には不可欠といわれている持続可能な循環型社会は、物質の循環という物理・化学的な側面だけを改善しても建設することは困難である。その理由を社会システムと情報システムという側面から認識できるように、循環システム工学科の基礎となる幅広い学問体系を概観し、4年間のスタートを切るための導入科目として重要な位置付けの科目である。<BR> なお、講義の一環として、具体的に物質の循環を体験する意味で、家庭などで発生する廃食用油を資源として活用するためのBDF(Bio Diezel Fuel)の生成に関する実験を6月の講義の中で体験する。
[具体的な達成目標]
まず持続可能な循環型社会とは何かを理解する。そして、循環システム工学科の教育体系を理解し、カリキュラム全体の中における個々の講義・演習科目の位置づけや相互関係を理解して、自己の学習計画を立てられるようにする。
[必要知識・準備]
 大学入学後始めて受講する講義であるため特別な知識を前提とはしていない。あくまでも循環システム工学科で学ぶことに意欲を持って臨むことが最も必要である。<BR> 講義は概論として専門的な知識を教授する場ではないので、講義を注意深く聴いて、循環システム工学科にとって大切なことが何であるのか、講義内容を整理することが重要である。<BR> 
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %達成目標を身につけているか 
2小テスト/レポート 70  %複数回のレポートで講義内容の理解度を判定する。 
[教科書]
  1. 鈴木嘉彦, 持続可能社会のつくり方, 日科技連出版社, ISBN:4817191791
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
 1.循環システム工学科の設立目的<BR> 2.循環システム工学科のカリキュラムと講義形態の特徴<BR> 3.学科を構成している3つのコースの特徴と役割<BR> 4.環境問題の歴史と現状<BR> 5.地球温暖化が進行する非持続性な社会<BR> 6.問題をいかに認識するのか<BR> 7.持続可能な循環型社会とは何か<BR> 8.持続可能な社会を構築のために<BR> 9.これまでの工学教育の形態<BR>10.20世紀までの我が国における大学教育の仕組み<BR>11.廃食用油からBDFを生成する実験の体験(4回分)
[教育方法]
 講義の中で、複数回にわたりレポートの提出をしてもらい、講義内容の理解度を確認しながら進行する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)