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授業科目名
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担当教員
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技術者倫理
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小池 映之
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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265720 | 2 | BT,WP | 3 | 後期 | 金 | I | ||||||||||||||||
[概要] | ||||||||||||||||||||||
科学技術の進歩を人間社会の適正な発展に結びつける役割を担う技術者には高い倫理観が求められるが、これまでの歴史上、倫理観の欠如で各種の問題が発生し、今後もその恐れがある。これからの技術者はさらに発展する科学技術に携わるに当たり、一層充実した倫理的自律性が求められる。これまでに発生した事例などを教訓として技術者倫理の必要性およびあり方を理解し、倫理問題を解決する方法を学習し、能力を養成する。 | ||||||||||||||||||||||
[具体的な達成目標] | ||||||||||||||||||||||
技術者としての自己の社会的責任を認識し、それに基づき実際にどう行動すべきかを自ら考えることができるようにする。社会との交流によって、社会の要請を汲み取り、それを技術的営為の向上につなげることができるようにする。<BR>そのために次の各項を学習し体得する。<BR>(1)技術者倫理の意義を理解する。<BR>(2)技術者が倫理的に適切な役割を果すために必要な原則、義務などを理解する。<BR>(3)技術者の倫理的に適切なあり方を理解する。<BR>(4)科学技術の各分野の倫理的課題に対する技術者の役割を認識する。 | ||||||||||||||||||||||
[必要知識・準備] | ||||||||||||||||||||||
技術者の不手際や技術の悪用などで発生した社会現象に関心を持ち、各自なりの意見や見方を持つこと。また、各種社会現象に関して技術者の関与を感知し、その仕事ぶりや考え方が結果に影響を与えていることを認識すること。 | ||||||||||||||||||||||
[評価方法・評価基準] | ||||||||||||||||||||||
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[教科書] | ||||||||||||||||||||||
[参考書] | ||||||||||||||||||||||
[講義項目] | ||||||||||||||||||||||
第1回「技術者倫理とは」技術者倫理とは何か。技術者倫理に従った行動の理解。<BR>第2回「役割の原則と義務」倫理規定の定義。技術者の果たすべき義務。<BR>第3回「法と倫理」法と倫理の相違。技術の仕事に係わる法律。<BR>第4回「安全の倫理」安全に配慮すべき技術者の義務。<BR>第5回「技術の限界と危険性」方法論の限界。技術の巨大化による問題点。<BR>第6回「テクノロジーと社会」テクノロジーの社会への影響。負の代償(核技術)。<BR>第7回「社会的実験としての工学技術」工学技術の社会的実験としての側面。<BR>第8回「専門職としての技術者」専門職の特徴。専門職の果たすべき役割。<BR>第9回「技術的逸脱」チャレンジャー号事故の技術的逸脱。<BR>第10回「警笛ならし」内部告発。企業利益と技術者倫理。<BR>第11回「失敗の種類と特徴」社会を発展させた三大事故。<BR>第12回「失敗学」失敗の種類。失敗の特徴。失敗の生かし方。<BR>第13回「CSRと技術者の使命」企業や技術者が果たすべき社会的責任。<BR>第14回「科学研究における倫理」科学研究ガイドライン。科学研究における不適切な内容。<BR>第15回「期末試験」 | ||||||||||||||||||||||
[教育方法] | ||||||||||||||||||||||
・概要説明、事例紹介、映像資料で説明する。適宜資料を配布し理解を深める。<BR>・講義の中で簡単な演習問題を解かせて内容の理解を問題解決の体験と能力の習得を図る。<BR>・期中で宿題を課し、内容の習得度を評価する。 | ||||||||||||||||||||||
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応] | ||||||||||||||||||||||
(未登録) | ||||||||||||||||||||||
[その他] | ||||||||||||||||||||||
(未登録) |