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授業科目名
担当教員
構造力学第二
杉山 俊幸
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264123 2 CE,過年度生 2 後期 I
[概要]
 構造力学の知識は、橋を代表例とする種々の土木構造物を設計する場合に必要不可欠である。<BR> 本講義では、構造力学及び演習第一で学んだ構造力学の基礎知識を活用し、はりに外力が作用したときのたわみの算出方法、棒部材に圧縮力が作用したときに座屈現象を生じさせる荷重の算出方法、および、トラス構造に外力が作用したときの部材力の算出方法について理解し,実務で活用できる知識を身に付けることを目標とする。<BR><BR> 
[具体的な達成目標]
<達成目標><BR>1.はりの支配方程式を解き、たわみ、たわみ角および断面力を求めることができる。<BR>2.座屈の物理的な意味を理解し,種々の支持条件下での棒部材の座屈荷重を求めることができる。<BR>3.静定トラスの部材力を求めることができ、影響線図を活用できる。
[必要知識・準備]
構造力学および演習第一を履修していることが必須。また、簡単な常微分方程式の知識を必要とする。<BR> 本講義は、構造力学に関係する講義の3番目に位置しており、「構造力学および演習第一」に次ぐ科目であると同時に、3年次前期に開講される「構造解析学」に続いていく内容である。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %授業理解力、基礎知識の応用能力、論理的思考能力について評価します。 
2試験:中間期 50  %授業理解力、基礎知識の応用能力、論理的思考能力について評価します。 
[教科書]
  1. なし
[参考書]
  1. 野村卓史, 構造力学, コロナ者, ISBN:978-4-339-05611-2
[講義項目]
<講義項目><BR>1.集中荷重が作用するはりのたわみ(支配方程式と境界条件)<BR> 等分布荷重が作用する場合のはりの支配方程式について「構造力学及び演習第一」の復習をしてくること<BR>2.集中荷重が作用するはりのたわみ(演習問題)<BR>ここまでで、はりの支配方程式を解き、たわみ、たわみ角および断面力を求めることができるようにする<BR>3.座屈1(棒部材の曲率・変位・曲げモーメント関係、棒部材の曲げ座屈)<BR>4.座屈2(柱−はりの変位[両端単純支持、両端固定])<BR>   2階の線形微分方程式の解法に関する復習をしてくること<BR>5.座屈3(柱−はりの変位2[一端固定一端自由、一端固定一端可動支点])<BR>6.座屈4(座屈に対する設計)<BR>ここまてで、座屈の物理的な意味を理解し,種々の支持条件下での棒部材の座屈荷重を求めることができるようにする<BR>7.中間評価・まとめ<BR>8.例題の解説<BR>9.静定トラスの解析上の仮定<BR>10.静定トラスの部材力の算出方法1(節点法)<BR>11.静定トラスの部材力の算出方法2(切断法)<BR>12.静定トラスの部材力の影響線1<BR>    影響線の描き方について、「構造力学及び演習第一」で習ったことを復習をしてくること<BR>13.静定トラスの部材力の影響線2<BR>14.移動荷重に対する最大部材力<BR>    影響線の利用のしかたについて、「構造力学及び演習第一」で習ったことを復習    をしてくること<BR>ここまでで、静定トラスの部材力を求めることができ、影響線図を活用できるようにする<BR>15.評価:総括・まとめ
[教育方法]
・毎回の講義において、講義内容に関する小問を課し、理解度をチェックさせる。<BR>・演習問題を通じて理解が深まるようにする。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
C.専門基礎学力
 社会基盤の設計・施工や環境保全技術を習得するための基盤として、構造力学、土木材料学、地盤工学、計画学、水理学及び環境工学などの専門基礎学力を身に付ける。
[その他]
特になし