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授業科目名
担当教員
ディジタル回路
藤間 一美
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
262030 E 2 E 3 前期 I
[概要]
 本講義では,現代のコンピュータ・計測制御機器・通信システムなどのハードウェア的な基礎であるディジタル回路について解説する.ディジタル回路は,半導体素子のスイッチング動作という面では半導体工学と,回路の構成という面では電子回路工学と,そして論理設計の面では離散数学と関連する境界領域に位置し,それ自体興味深い学問分野であり,さらにコンピュータ機器のハードウェア設計という面ではきわめて実用的な工学でもある.<BR> 本講義では,CPUそのものを除く各種のディジタル回路について解説する.<BR> 本講義の目標は,与えられた仕様に対してディジタル回路の論理設計ができるようになることである
[具体的な達成目標]
(ア)数を,2進数・8進数・16進数で表現することができる.<BR>(イ)数の補数を計算することができる.<BR>(ウ)論理式から真理値表を書くことができる.<BR>(エ)真理値表から論理式を導くことができる.<BR>(オ)真理値表あるいは論理式から回路図を描くことができる.<BR>(カ)回路図から真理値表あるいは論理式を導くことができる.<BR>(キ)カルノー図を用いて回路を簡単化することができる.<BR>(ク)状態遷移表・状態遷移図を書くことができる.<BR>(ケ)状態遷移表からフリップフロップを用いた順序回路を導くことができる.<BR>(コ)記憶素子の種類と基本的な特徴を説明することができる.
[必要知識・準備]
高校で学ぶ数学
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 80  %講義内容の理解度 
2発表/表現等 20  %与えられた課題で回路を作成。動作確認と動作説明が出来ること。 
[教科書]
  1. ディジタル回路, コロナ社, ISBN:4339011932
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1. 記数法と符号系<BR>2. ブール代数<BR>3. ディジタル回路の設計法<BR>4. ディジタル回路の実現素子<BR>5. 組合せ回路<BR>6. フリップフロップ<BR>7. フリップフロップ回路を用いたディジタルテスター<BR>8. 7のテスターの制作とその動作確認<BR>9.カウンタ<BR>10. 2進演算回路<BR>11. メモリとASIC<BR>12. ディジタルIC<BR>13. ディジタル回路の応用<BR>14.全体のまとめと復習の演習問題<BR>15.期末試験
[教育方法]
 基本的な知識を参考書等で学習する。その後、それを応用して、<BR>入力の保護、誤動作しない配線、安定した電源の供給法などを考慮して<BR>実際に回路を組み立ててその効果を実証する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《電気電子システム工学科》
C-4:電気電子工学分野の専門知識・技術を身につける
基礎工学部門・応用工学部門に含まれる科目を通じて電気電子工学分野の専門知識・技術を身につける
 
[その他]
(未登録)