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授業科目名
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担当教員
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入門化学I
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佐藤 哲也/米崎 功記/長尾 雅則/三浦 章
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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259220 | 3 | AM | 1 | 前期 | 金 | I-II | ||||||||||||||||||||||||
[概要] | ||||||||||||||||||||||||||||||
高校の化学IIの範囲から、大学の基礎化学の範囲を習得する導入的な授業である。身近にあり日常生活に不可欠な工業製品や、地球環境やエネルギーにおける化学の役割や重要性を理解する。また、種々の基礎実験(金属イオンの定性分析、化学反応熱の測定、分子模型の組み立てなど)を通して「化学することの面白さ」を実感する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
[具体的な達成目標] | ||||||||||||||||||||||||||||||
1)原子の構造と電子配置について理解する。<BR>2)原子量と元素単体の物理化学的性質に見られる周期性を理解する。<BR>3)化学反応や化学平衡の基本原理を理解する。<BR>4)化学結合と物質構造について理解する。<BR>5)気体の性質、溶液の性質を理解する。<BR>6)酸化と還元、電子移動、エネルギーについて理解する。<BR>7)現代社会における種々の課題(地球環境問題、エネルギー問題、医薬と薬物、など)について考え、その背後にある化学の原理について理解する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
[必要知識・準備] | ||||||||||||||||||||||||||||||
高校の化学 I、IIに相当する基礎知識。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
[評価方法・評価基準] | ||||||||||||||||||||||||||||||
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[教科書] | ||||||||||||||||||||||||||||||
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[参考書] | ||||||||||||||||||||||||||||||
[講義項目] | ||||||||||||||||||||||||||||||
(講義)<BR>第1回:序論;物質の探求、物質の構成粒子、原子の構造と電子配置、周期表<BR>第2回:空気;気体の性質、物質量と化学反応式<BR>第3回:オゾン層;化学結合と結晶<BR>第4回:地球温暖化;反応のはやさとしくみ、化学平衡<BR>第5回:エネルギー・化学・社会;化学反応と熱<BR>第6回:中間テストと解説 <BR>第7回:水;気体・液体・固体、溶液 <BR>第8回:酸性雨;酸と塩基<BR>第9回:核分裂の炎<BR>第10回:電子移動で取り出すエネルギー;酸化と還元<BR>第11回:プラスチックとポリマー <BR>第12回:中間テストと解説<BR>第13回:薬と栄養<BR>第14回:遺伝子工学と遺伝<BR>第15回:総括・評価<BR><BR>(実験)<BR>第1回:実験の安全教育、ガラス器具・試薬等の取扱、誤差、レポートの書き方<BR>第2回:炎色反応<BR>第3回:種々の結晶の観察<BR>第4回:分子模型<BR>第5回:分子構造を描く<BR>第6回:中間評価・総括<BR>第7回:定性分析<BR>第8回:pHと指示薬<BR>第9回:酸化還元滴定<BR>第10回:電気分解<BR>第11回:電池<BR>第12回:中間評価・総括<BR>第13回:有機化合物の反応(アルコールの酸化反応)<BR>第14回:有機化合物の反応(エステルの合成)<BR>第15回:反応熱の測定、総括 | ||||||||||||||||||||||||||||||
[教育方法] | ||||||||||||||||||||||||||||||
授業は講義と実験の連続2コマの授業で構成されている。1コマ目の授業では物理化学、無機化学および有機化学の基礎について解説する。2コマ目の授業は、1コマ目の授業と関連した内容の入門的な化学実験を取り上げ、簡単な基礎実験を通じて、化学を実験機材の基本的な使用方法について学習し、化学の面白さを体験する。”アクティブラーニング”の学修方法により授業を進める。予習としてテキスト・資料を事前に学習し、授業で課題について議論し理解を深める。また、課題に横たわる化学原理について整理し、課題演習や基礎実験を通じて化学の基礎を固める。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応] | ||||||||||||||||||||||||||||||
(未登録) | ||||||||||||||||||||||||||||||
[その他] | ||||||||||||||||||||||||||||||
教科書は、アメリカ化学会の出版物で、従来の化学入門書のスタイルとは大きく異なる。現代社会の様々な課題を各章の柱に設定し、それぞれの課題における化学の居場所を提示し、そこにある化学の中身を説明する、というスタイルである。予習課題として分量の多い教科書を一通り読んでおくことが必修である。 |