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授業科目名
担当教員
基礎化学I
金子 栄廣
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
254311 2 CE,過年度生 1 前期 I
[概要]
 化学の知識は,環境中で起こる様々な現象を理解したり,材料の面から構造物の安全性について議論したりするなど,土木環境工学分野の様々な分野で必要です。この授業では,この分野を専攻する学生にとって必要とされる化学の基礎のうち,[講義項目]に掲げる内容について学習します。<BR> 授業の目標は,反応に関わる物質およびエネルギーの化学的な把握の仕方ならびに気体の状態に関する基本的事項を理解することです。
[具体的な達成目標]
1.物質とエネルギーに関する基本用語を理解し,これに関する計算ができる。<BR>2.化学量論の基本的事項を理解し,これに関する計算ができる。<BR>3.化学反応に伴うエネルギー変化と反応熱の記述方法を理解し,これに関する計算ができる。<BR>4.気体の状態に関する基本的事項を理解し,これに関する計算ができる。
[必要知識・準備]
 高校の化学の知識があることが望ましいです。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %達成目標全体,特に3および4に関する事項の理解度をみます。 
2試験:中間期 40  %達成目標のうち,1および2に関する事項の理解度をみます。 
3小テスト/レポート 20  %単元毎に演習問題を課し,自主学習の進捗状況と達成度をみます。 
[教科書]
  1. 石倉洋子,石倉久之, 化学 基本の考えを中心に, 東京化学同人, ISBN:4807903349
  2. 石倉洋子,石倉久之, 化学 基本の考えを中心に 問題と解答, 東京化学同人, ISBN:4807903357
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
 1.ガイダンス,化学の起源(歴史,分野,影響)<BR> 2.物質とエネルギー,原子と分子(1)(質量およびエネルギー保存の法則,物質の状態,原子と分子)<BR> 3.物質とエネルギー,原子と分子(2)(原子量,分子量,モル,実験式,分子式)<BR> 4.物質とエネルギー,原子と分子(3)(演習)<BR> 5.化学量論(1)(モル法,反応物と生成物の量(1))<BR> 6.化学量論(2)(反応物と生成物の量(2))<BR> 7.化学量論(3)(演習)<BR> 8.反応熱(1)(発熱と吸熱,化学反応と熱,化学反応熱の記述)<BR> 9.反応熱(2)(反応熱の計算,ヘスの法則)<BR>10.反応熱(3)(演習)<BR>11.気体状態(1)(ボイルの法則,シャルルの法則,ドルトンの分圧の法則)<BR>12.気体状態(2)(ゲイリュサックの法則,アボガドロの法則,理想気体の状態方程式)<BR>13.気体状態(3)(演習)<BR>14.反応速度の考え方<BR>15.評価:総括・まとめ
[教育方法]
1.理解を深めると同時に応用力を養うため,講義と演習を組み合わせて授業を進めます。<BR>2.講義で学習した内容について演習問題を各自解いてレポートとして提出してもらいます。<BR>3.演習の時間には,学生に演習問題の解答を解説してもらいます。また,必要に応じ補足説明をします。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
B.技術者としての知的基盤の形成
 土木環境工学の専門知識習得に必要となる数学、自然科学及び情報処理の基礎学力を身に付け、土木環境技術者としての知的基盤を形成する。
[その他]
コツコツ取り組むこと。分からないことがあったら積極的に質問するようにしましょう。