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授業科目名 ドイツ言語文化特殊講義IB
時間割番号 181180B
担当教員名 宮永 義夫
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
国際文化コース
<授業の目的および概要>
ドイツ語という言語を基礎に、ドイツの言語文化が成立している。その有り様をいくつかの文芸作品に触れることをとおして、「ドイツ的」なるものの諸相を掴むきっかけを手にする。ドイツ語の知識をより幅広く捉えるために、演習の手法も取り入れる。
<到達目標>
ドイツを代表する作品の抜粋を精読して、ドイツ語に対する語感を磨きながら、ドイツ的なものの本質の現れを説明できる力を身につける。少なくとも挑戦して形になるようになる。
<授業の方法>
購読とディスカッションを通して、文化のコミュケーションが出来るトレーニングを行いながら、必要な知識を得てもらう。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 20  %誠実さ、綿密さ、独創性 
2受講態度 40  %真摯に参加し、誠実に考える 
3発表/表現等 40  %積極性、誠実さ、的確さ 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
言葉を慈しむことがまず第一に重要です。
<テキスト>
  1. プリント使用
<参考書>
  1. 独和辞典, 特に指定なし
<授業計画の概要>
1)導入、ガイダンス<BR>2)文芸作品の例示、詩、小説、劇<BR>3)どのように文芸作品を扱うか、叙情的、叙事的、劇的<BR>4)ゲーテの『野ばら』、ハイネの『ローレライ』<BR>5)文学史の中の作品、<BR>6)文芸理論から見た作品<BR>7)作品内在的解釈と外在的解釈、実証主義<BR>8)作品の意味と構造、中間振り返り<BR>9)ドイツ文学史概観<BR>10)文学史の中の演劇史<BR>11)18世紀啓蒙期の演劇改良運動とゲーテ『ファウスト』<BR>12)疾風怒濤期と『ファウスト』、市民劇の先へ<BR>13)ドイツ古典主義の意味するもの<BR>14)リアリズムと反リアリズム、総まとめ、課題の設定<BR>15)課題の評価と総括、