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授業科目名 文化理解とコミュニケーション
時間割番号 180002
担当教員名 佐藤 一郎
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
「痛み」をともなわない異文化理解はうわべだけのものにすぎないのではないかという問題意識を基に、一人の人間が異なったルーツを生きていく例や、異国と深くかかわる例を取り上げながら、問題を考えていく。
<到達目標>
授業内容を理解した上で、取り上げた素材をもとに自分で考え、(広い意味での)異文化理解の問題への深く個性ある掘り下げ。
<授業の方法>
講義中心に進める。テーマに応じてビデオ映像を使用する。その際には簡単なレポートを提出してもらう。必要な資料は適宜配布する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %学習内容を踏まえた上での独自の考えの形成 
2試験:中間期 20  %前半までの学習項目の理解度 
3小テスト/レポート 15  %課題への積極的な取り組み 
4受講態度 15  %積極的な受講態度 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
先入観に染まらない柔軟な主体性と広い関心をもって、問題を考える態度を望みます。ありきたりの常識的な意見にとどまるのでなく、出された例について、自分でも読んだりしながら、考えを深めることが求められる。<BR>出席について不正を行ったことが判明した場合は、名簿からの削除など厳格に対処します。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. リービ英雄, 日本語の勝利, 講談社, ISBN:4062058790
  2. 李良枝, 由熙(ユヒ), 講談社文芸文庫, ISBN:4061975846
  3. 瀬戸正人, トオイと正人, 朝日新聞社, ISBN:4022572655
  4. ヴィム・ヴェンダース, 「東京画」, カルチャー・パブリッシャーズ
  5. カレル・チャペック エッセイ選集1.2, 恒文社, ISBN:4770408927
<授業計画の概要>
第1回〜第2回   「国際化」という問題(リービ英雄)<BR>第3回〜第4回   「由熙」(李良枝)<BR>第5回       在日者の問題(梁石日など)<BR>第6回       中間テスト<BR>第7回〜第8回   開かれたアイデンティティー(トオイと正人)<BR>第9回〜第11回  『東京画』(ヴィム・ヴェンダース)鑑賞と考察<BR>第12回〜第14回 特殊性と普遍性(チャペック)<BR>第15回      総括評価(試験等)