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授業科目名 無機・分析化学実験
時間割番号 162666
担当教員名 山根  兵
開講学期・曜日・時限 前期・火・III-1-IV-1 単位数 1
<対象学生>
理科教育専修、環境科学コース
<授業の目的および概要>
実験によって講義で学んだ無機・分析化学の原理や方法の理解を深める。<BR>分析化学実験における各単位操作の技術に習熟するとともに、注意深い観察と記録をする習慣、化学実験における危険防止の考え方や技術を身につける。
<到達目標>
試薬や実験器具、実験廃液の取扱いなどに慣れる。分析化学実験における試薬溶液の作り方と使用上の注意、各単位操作の技術、観察と記録をする習慣、データをまとめて結論を導き出す論理的な思考法、危険防止への心構えなどを身につける。
<授業の方法>
各実験項目についての要点を最初に講議し、実験に移る。実験後には必ずレポートを提出すること。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %授業理解力、自発的勉学力、表現力、論理的思考力などを評価する。実験テーマ毎のレポートの提出が必須です。 
2受講態度 50  %目的と内容の理解、実験への取組み姿勢、適切な実験操作、観察/実験力、論理的思考能力などを評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
実験課題の目的と内容を良く理解したうえで、また用いる試薬の性質や器具の取り扱い方を調べたうえで実験操作に入るように心掛ける。実験中は色の変化、気体や沈澱の生成などのさまざまな変化をしっかり観察し、記録することが大事です。レポートにはしっかりと考察を加えて下さい。安全確保のための注意や廃液をやたらに捨てないといった環境にも配慮する習慣を身に付けて欲しい。化学実験では不注意による重大な事故の可能性もあるので、授業中にふざけたり、担当教職員の注意を無視するような学生の実験室への立ち入りを制限することがある。全時間出席が単位取得には原則です。また、定刻には実験が開始出来るように、遅刻をしないようにして下さい。
<テキスト>
  1. 基礎教育「新版分析化学実験」, 東京教学社, ISBN:9784808230456,
    (更に、特製実験指導書のプリントを配付します。)
<参考書>
  1. 基礎分析化学, 朝倉書店, ISBN:4254145772,
    (分析化学の基礎的な学習向け)

  2. 分析化学の実験マニュアル, 日刊工業新聞社, ISBN:4526050172,
    (省試薬利用から分析データの取り扱い方までやさしく解説)
<授業計画の概要>
1. 測定誤差と分析データの処理<BR>2. 酸塩基平衡(滴定曲線と電離定数Kaの関係)<BR>3. 容量分析<BR>4. 紫外可視吸光分析法<BR>5. 錯体の組成比決定<BR>6. 原子吸光分析法<BR>7. 時計反応と動的分析法<BR>8. クロマトグラフィーによる分離分析<BR>9. 液ー液抽出分離