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授業科目名 化学実験I(コンピュ−タ活用を含む。)
時間割番号 162661
担当教員名 入山  裕/佃 俊明
開講学期・曜日・時限 前期・月・III-1-IV-1 単位数 1
<対象学生>
教育人間科学部
<授業の目的および概要>
無機化学、物理化学、分析化学、有機化学等で習得した基礎的な化学知識を実験によって確かめ、化学の原理および手法の理解を深める。実験項目としては、無機重金属陽イオンの定性分析、容量分析、無機化合物の物性と合成、有機化合物の物性と合成等を主な内容としている。実験デ−タの整理・解析にはコンピュ−タ(表計算ソフトおよび図表作成ソフト)を使用する。
<到達目標>
基礎的な科学実験を通して、実験器具・装置の取り扱いを習得するとともに、化学的な思考法を学ぶ。特に、データをまとめて結論を導き出す論理的な思考法を身に付ける。
<授業の方法>
指定教科書から厳選された課題を、受講生自らが実験する。実験実施に先立って、実験内容に関する説明、実験を安全に行うための安全教育を行う。実験実施後レポートを提出し、修得内容の整理・把握の機会とする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %実験の目的を理解して、得られた結果を論理的に考察して結論を導いているか。レポート未提出の場合は、減点します。 
2受講態度 50  %実験への取り組み姿勢、装置・器具の取り扱い方、合理的な実験の進め方。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
実験科目なので、欠席や遅刻は理解や進行に支障を来します。全時間出席が単位修得には原則です。また、定刻には実験が開始出来るように、遅刻をしないようにして下さい。他の実習等による欠席は、原則として考慮しません。実験の際には、必ず保護めがね、実験衣を使用してください。
<テキスト>
  1. 丸田銓二朗, 改稿・化学基礎実験, 三共出版, ISBN:9784782700617
<参考書>
  1. マクマリー有機化学概説 第5版, 東京化学同人, ISBN:4807905880
<授業計画の概要>
以下の予定で、実験および実験分野ごとの説明を実施する。合成実験に関しては、開講時間数との関係で、グループによって実験できる項目が異なる場合がある。<BR>1.実験全般の説明<BR>2.定性分析に関する説明<BR>3.第1族陽イオンの分析<BR>4.第3族陽イオンの分析<BR>5.第5族陽イオンの分析<BR>6.全族未知試料の分析<BR>7.容量分析に関する説明<BR>8.中和滴定(1回目)<BR>9.中和滴定(2回目)<BR>10.酸化還元滴定(1回目)<BR>10.酸化還元滴定(2回目)<BR>11.合成実験等に関する説明<BR>12-15.ミョウバンの合成と溶解度、ペーパークロマトグラフィー、<BR>  アセトアニリドの合成、セッケンの合成と界面活性剤の機能