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授業科目名 複素関数I
時間割番号 162446
担当教員名 大西 良博
開講学期・曜日・時限 前期・木・II 単位数 2
<対象学生>
3, 4年生
<授業の目的および概要>
複素数を定義域にもつ複素数値の関数 (複素関数) について学ぶ. <BR>Fourier 級数, Laplace 解析はもとより, 微分方程式, 固有値問題など, 複素関数がその基礎を支えている分野は数えきれなく, 応用できる数学の基礎をなすものである. <BR>複素数や簡単な複素関数の扱いを学んでから, 正則関数, 有理関数の基本的な性質の理解を目的とする.
<到達目標>
複素関数の基本的な性質の理解. <BR>計算力.
<授業の方法>
講義形式
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %理解度, 思考力 
2試験:中間期 30  %理解度, 思考力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
2/3以上の出席が必要。
<テキスト>
  1. 佐藤恒雄/吉田英信, 初歩から学べる複素解析, 培風館, ISBN:4-563-01107,
    (【重要】現在(2013.3.12)、版元品切れとのことですので、大学生協では購入できません。他の書店に並んでいるものか古書(Internet 等で)をお買い求め下さい。この本の古い版は誤りが散見されるので、できるだけ新しい版を購入して下さい。 担当者の手元にあるのは 2009.9.15 初版第 7 刷です。 どうしても入手できない場合はこちらで対応いたします。)
<参考書>
  1. T.ニーダム, ヴィジュアル複素解析, 培風館, ISBN:978-4-563-01102-4
<授業計画の概要>
以下の様に進める. (数字は回を示す)<BR><BR>1. 虚数の導入, 複素数の相当と四則演算<BR>2. 複素数と方程式・不等式, 複素平面の導入, 実数倍と和・差の表示<BR>3. 複素数の極形式と積・商の表示, de Moivre の公式とその応用<BR>4. 分点, 直線の方程式, 三角形の方程式<BR>5. 円の方程式, 複素数の平面幾何への応用<BR>6. 複素関数の定義, 複素関数の極限と連続性<BR>7. 複素関数の微分, 正則関数, 複素関数の不定積分<BR>8. 指数関数, 三角関数, 対数関数<BR>9. 一般の累乗, 逆三角関数<BR>10. ここまでのまとめ (中間試験を含む)<BR>11. 線積分とその基本性質<BR>12. Cauchy の積分定理, Cauchy の積分定理の証明<BR>13. Cauchy の積分表示, <BR>14. Cauchy の積分教示の応用<BR>15. まとめ (期末試験を含む)