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授業科目名 社会学講読
時間割番号 162262
担当教員名 堤 マサエ
開講学期・曜日・時限 後期・木・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
 この科目のねらいは、社会学の基礎文献の精読を通して、社会学理論の実際を学び、社会学的発想、論点把握、文章表現や口頭発表の仕方を習得する。参考文献に関しては基礎的文献、社会学調査分析の文献、社会学実証研究文献等多様な領域と方法に関する文献を使用し、学生自らが具体的な社会学理論と実証を学ぶ。受講者全員が基礎文献は共通に精読するが、個人の関心にしたがって文献を選択し精読・報告を課することとする。
<到達目標>
社会学の文献を精読することによって、自らが文献を理解し、報告する力を身につける。<BR>社会学理論と方法を身に付け、議論する力を養う。
<授業の方法>
受講者は必ず、対象になった文献を精読し、報告担当になった場合は報告資料(パワポ使用)を基に発表、議論をリードする。受講者全員議論に加わる。発表の順番・分担は相談の上、決める。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 25  %期末提出レポート 
2小テスト/レポート 25  %授業中の報告、レポート評価 
3受講態度 25  %出席 
4発表/表現等 25  %授業中の質問、返答の評価 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
現代日本・世界の諸問題に関心を持ち、新聞・テレビ報道にはいつも注意深くあってほしいと思います。関心あるテーマを見つけ、積極的に資料を、文献を読む、まとめるなどの取り組みを期待します。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 授業中に紹介。また、資料を配布する。
<授業計画の概要>
具体的に講読する社会学文献は授業時に紹介する。最初は、小論文から講読し、少しずつ専門的な文献の講読を目指す。次のような、社会学基礎・概論文献から様々な社会学領域の文献が読めるように指導する。<BR>  *社会学の学問的特徴を知る文献<BR>  *社会学分析とは何か、客観と主観、ミクロとマクロ分析視点に関する文献<BR>  *社会学の成立と展開、学問的特徴を把握する文献<BR>  *社会学の古典的文献:例 デュルケイム社会学―自殺に見る社会学など<BR>  *日本社会学の基礎的文献:例 家族社会学、農村社会学、教育社会学など<BR>  *現代社会学の文献:例 社会変動論、無縁社会化、格差問題、国際問題、食糧と農業など