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授業科目名 教育思想演習II
時間割番号 161192
担当教員名 寺崎 弘昭
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
指定なし
<授業の目的および概要>
 「教育の思想」とは、「教育」についての思考(パンセ)のことです。<BR> 本演習では、「教育」について思考するさいにその思考を既に(つねに)規定している歴史的枠組み(思考システム)に注目します。そして、その歴史的枠組みを構成するいくつかの柱をテーマとして設定し、それら諸テーマを議論するために適切だと思われる素材(先行研究、史料など)の読解を共同で進めていきます。
<到達目標>
・読書の愉しみを知る。<BR>・自らが思考を展開させる糧となる教育論の系を発見する。
<授業の方法>
演習
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %知的好奇心・読解力・文章力 
2受講態度 50  %日常的勉学努力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. フーコー, 精神医学の権力, 筑摩書房, ISBN:4480790446
  2. ハッキング, 偶然を飼いならす―統計学と第二次科学革命, 木鐸社, ISBN:4833222744
  3. バタイユ, ニーチェについて―好運への意志, 現代思潮新社, ISBN:4329001071
  4. Nanami Suzuki ed., The Anthropology of Aging and Well-being: Searching for the Space and Time to Cultivate Life Together, Senri Ethnological Studies, National Museum of Ethnology
<授業計画の概要>
参加者の関心にしたがって、各々テーマを設定し、<BR>選定した文献・史料をもとにした発表と、<BR>討議によって進められます。<BR>頭初は、教育の目的が「生を養う」ことであることを理解し、<BR>その内容となる「養生」「ウェルビーイング」との関連を<BR>考察した論文( “Reconsidering the Meanings of Nourishing Life: An Attempt to Energize the Concept of Well-being”, in Nanami Suzuki ed., The Anthropology of Aging and Well-being: Searching for the Space and Time to Cultivate Life Together, Senri Ethnological Studies, National Museum of Ethnology, Osaka, 2013)を講読することから始めます。<BR><BR>1. 発題<BR>2. 問題関心の交流<BR>3. 検討文献・史料の確定<BR>4.-14. 文献・史料の検討と発表<BR>15. まとめ