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授業科目名 生涯発達教育心理学
時間割番号 100306 A
担当教員名 岡林 春雄
開講学期・曜日・時限 前期・月・III 単位数 2
<対象学生>
学部共通1年次生他
<授業の目的および概要>
人間は一生涯にわたって発達し、学習する。その発達・学習を妨げたり、歪めたりする要因がたくさん出てきているのが現代社会である。例えば、人間の感性や生命を大切にする感覚は人間としての基本的なものである。そのような基本的な「こころ」のあり方についての教育を心理教育として位置づけ、現代社会の中での地域・家庭・学校といったシステムを通し、人間の心理状態を生涯発達的観点から追求する。とくに、幼児期から児童期、青年期にいたる発達的問題、教育的問題、障害児教育の問題に焦点を当て、現代社会における子どもたちの心理的問題を生涯発達の文脈から検討する。
<到達目標>
1.生涯発達教育心理学の考え方、用語、人名が知識として身につき、理解できる。<BR>2.生涯発達教育心理学の観点から、自分自身の発達を見ることができる。<BR>3.生涯発達教育心理学の観点から、他者(児童・生徒も含める)を見ることができる。<BR>4.プレゼンテーション能力(授業での説明能力)の向上。
<授業の方法>
講義、スピーチ(アサーション・スキル、リスニング・スキル)、ビデオ、心理テスト等
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 45  %上記到達目標をどのくらい達成できたか 
2小テスト/レポート 45  %上記到達目標をどのくらい達成できたか 
3受講態度 10  %出席はあたり前、自己表現力をチェック 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
教員免許の基礎になる必修の講義です。<BR>厳しい講義かもしれませんが、積極的に楽しんでください。
<テキスト>
  1. 心理教育, 金子書房, ISBN:4760825711
<参考書>
  1. 認知心理学入門, 金子書房, ISBN:4760830170
  2. 岡林春雄, 心理学におけるダイナミカルシステム理論, 金子書房
<授業計画の概要>
(1)導入<BR>(2)生涯発達とは<BR>(3)環境とパーソナリティの発達<BR>(4)いじめ<BR>(5)不登校<BR>(6)教育臨床から心理教育へ<BR>(7)自己認知と他者認知<BR>(8)教育評価<BR>(9)スピーチ打ち合わせ<BR>(10)スピーチ実践<BR>(11)スピーチデータ処理<BR>(12)スピーチ考察<BR>(13)教育におけるコミュニケーション能力<BR>(14)PISAにおけるコミュニケーション能力の重要性の指摘<BR>(15)コミュニケーション能力:自己主張スキルと傾聴スキル<BR>(16)総括的評価