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授業科目名 学校教育相談論
時間割番号 090302
担当教員名 中澤 幸子
開講学期・曜日・時限 前期・木・III 単位数 2
<対象学生>
教職を希望する学生
<授業の目的および概要>
学校における教育相談は学校生活の中で、すべての児童生徒を対象とし、すべての教師が行うカウンセリング的態度を基礎とした教育活動です。今日的課題となっている不登校、いじめなどの問題に対して、特にこのカウンセリング的な関わりが求められています。また、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの外部の専門家との連携も欠かせません。この授業では、このようなカウンセリング的態度や教育活動の基礎について学びます。さらに、カウンセリング的態度の基本となる児童生徒理解や事例に基づく検討などを行い、学習を深めます。
<到達目標>
・学校における教育相談の基礎知識を習得する。<BR>・児童生徒を理解する意義を知り、その方法の基礎を習得する。<BR>・カウンセリング・マインドの必要性について気づき、児童生徒の諸問題に対する対処方法や予防も含めた日常の生徒指導の在り方についての基礎を習得する。
<授業の方法>
基本的には講義ですが、グループ討議など必要に応じてグループワークを取り入れますので、学生の皆さんの積極的な授業参加を臨みます。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 75  %学校教育相談に必要な基礎的な知識・技能を修得したか。 
2小テスト/レポート 15  %小課題に関して自分の考えを適切にまとめられたか。 
3受講態度 10  %積極的に授業に参加できたか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
受講生とともに授業を創り上げたいと思いますので、積極的な授業参加と行動力に期待しています。
<テキスト>
  1. 国立大学教育実践研究関連センター協議会 教育臨床部会編, 学校カウンセリング入門, 東洋館出版, ISBN:978-4-491-02227-7
<参考書>
  1. 中野明徳編, DVDで見る 教育相談の実際, 東洋館出版, ISBN:978-4-491-02516-2
<授業計画の概要>
第1回:ガイダンス・学校教育相談とは何か<BR>第2回:学校教育相談の意義と特徴<BR>第3回:学校における子ども理解の在り方<BR>第4回:学校における子ども理解の方法<BR>第5回:子どものストレスと対処<BR>第6回:カウンセリングの基礎理論<BR>第7回:カウンセリングのプロセス<BR>第8回:カウンセリングの技法<BR>第9回:教師による教育相談(開発的・予防的カウンセリング)<BR>第10回:コンサルテーションの基礎<BR>第11回:集団不適応への支援<BR>第12回:学校教育相談の実際(1)発達障害<BR>第13回:学校教育相談の実際(2)不登校・いじめなど<BR>第14回:学校教育相談における今日的課題<BR>第15回:総括評価・まとめ