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授業科目名 現代教職論
時間割番号 090001 A
担当教員名 阿部  茂
開講学期・曜日・時限 前期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
・前期の「現代教職論」は生活社会教育・科学教育・生涯学習の各コース1年次学生、全コースの2年次以上の学生、工学部及び生命環境学部1年次学生が対象。(それ以外の学生は後期「現代教職論」を履修すること。)
<授業の目的および概要>
・明治以降の学校の歴史をふまえ、「教育を受ける権利」を教員の立場からどのように保障していくのかという視点から、現代の学校の特質、教員の身分・勤務内容・勤務実態、教員政策の流れ、学校に対する国民・保護者の意識や期待などを概説し、今後求められる教員の資質を考える。
<到達目標>
・教職を志望する学生、あるいは逆に教職への志望に迷いを感ずる学生に対して、現代社会における教職の役割、意義、問題点などを提示することによって、児童生徒学生などとして教えられるという立場から、職務として「教育を受ける権利」の保障に携わる教員としての立場へと視点を転換し、各自が独自の教員像を形成ないしは再形成し、的確な進路選択を行うことができることを目指す。
<授業の方法>
・主に講義形式で授業を進める。テキストを指定しない代わりに、毎回、パワーポイント画面を印刷したものなどを資料として配付する。毎回授業終了時に質問や感想などを書いて提出させ、次回それに対して回答やコメントを加えることで、理解の定着と深化を図る。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %授業内容やそこで紹介された資料などをもとに、教員としての視点から現代の教育課題を的確に把握してレポートを作成できたか。 
2受講態度 50  %日常的な勉学努力をしているか。授業内容を把握し、これについて自身の意見や疑問をまとめることができたか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 佐藤晴雄, 教職概論(第3次改訂版), 学陽書房
  2. 土屋基規, 現代教職論, 学文社
  3. 小川正人, 教育行政と学校経営, 放送大学教育振興会
  4. 解説 教育六法, 三省堂
<授業計画の概要>
第1回:ガイダンス(授業の目的、目標、概要、成績評価の仕方などについて)<BR>第2回:「教育を受ける権利」の歴史とその現代的状況 権利保障にはたす学校・教職の意義と役割<BR>第3回:日本における学校と教職の歴史 (1) 戦前<BR>第4回:日本における学校と教職の歴史 (2) 戦後<BR>第5回:学校職員の種類と職務 教員の仕事と役割(教科指導、教科外指導 、生徒指導、学級・学校経営)を中心に<BR>第6回:教員の服務規律と身分保障 その法的根拠を中心に<BR>第7回:懲戒と分限 その法規定と実態<BR>第8回:教員の研修 教員のライフコースと力量形成<BR>第9回:教員の給与と勤務時間 その法的規定を中心に<BR>第10回:教員の勤務実態 教員勤務実態調査をもとに<BR>第11回:教員政策の動向 養成・採用・研修をめぐる流れと今後の展望<BR>第12回:現代の学校と教員に対する国民・保護者の期待 各種アンケート調査から見る<BR>第13回:現代社会における教員の資質能力と適性 教養審答申・中教審答申に見る教師像などをふまえて<BR>第14回:教育実習に向けての準備 教育実習の意義と心得<BR>第15回:全体のまとめと補足、レポート作成に向けての諸注意<BR><BR> なお、受講者の理解の状況により若干の変更があり得る。