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授業科目名 日本国憲法
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 063206 D
担当教員名 森元 拓
開講学期・曜日・時限 後期・火・I 単位数 2
<対象学生>
全学生対象。ただし、他の授業科目番号の日本国憲法の単位を取得した学生は履修できない。
<授業の目的>
そもそも憲法とはどのような法律なのだろうか。我々の生活にどのように関わってくるのだろうか。このような観点から日本国憲法、特に基本的人権について考察していきたい。具体的には、教科書に掲載されている具体的な事例について検討しながら、我々と憲法との関わりについて考えていくこととする。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1 知識と視野憲法とは何か、ということを自分なりに把握するとともに、日本国憲法に関する基本的知識を修得する。
2 能力と技能我々の生活と憲法とのかかわりについて理解し、憲法の学習を通じて法的判断力を養う。
3人間性と倫理性日本国憲法の意義について理解し、社会における憲法の重要性について考察できる。
<授業の方法>
講義形式を基本とする。また、講義は、教科書と配布されるレジュメとに沿って進められる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 100  %憲法に関する基本的知識を修得し、自らの考えを述べることができるか否かをチェックする。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高校までの授業で「日本国憲法や基本的人権は崇高なものである」と習ったかもしれない。それは半分は真実であるが半分は間違いである。憲法や憲法をめぐる様々な問題について、皆がそれぞれ自分なりに考える力を涵養できれば、と考えている。
<テキスト>
  1. 中村睦男編著, 『はじめての憲法学(第二版)』, 三省堂, ISBN:4385321876
<参考書>
  1. 田村理, 『僕らの憲法学 「使い方」教えます』, ちくまプリマー新書, ISBN:4480687769
  2. 田村理, 国家は僕らをまもらない―愛と自由の憲法論, 朝日新書, ISBN:4022731397
  3. 芦部信喜, 憲法 第五版, 岩波書店, ISBN:4000227815
  4. 岡田信弘, 憲法のエチュード(第3版), 八千代出版, ISBN:4842915862
<授業計画の概要>
1 イントロダクション<BR>2 憲法の意味<BR>3 基本的人権の保障<BR>4 人権の私人間効力<BR>5 幸福追求権<BR>6 法の下の平等<BR>7 信教の自由と政教分離<BR>8 表現の自由<BR>9 検閲と事前抑制<BR>10 生存権と社会保障制度<BR>11 教育を受ける権利<BR>12 選挙権の平等<BR>13 違憲立法審査制<BR>14 平和主義と憲法<BR>15 総括評価・まとめ