授業科目名	スペイン語中級I（総合Ｂ）
時間割番号	062423B
担当教員名	渡邉　暁
開講学期・曜日・時限	前期・木・I	単位数	2
＜対象学生＞
(未登録)
＜授業の目的＞
今年からはじまるスペイン語中級の授業、甲府キャンパスでの授業は、総合Aと総合Bという区分にさせていただきました。この総合Bの授業では、初級で扱いきれなかったスペイン語の文法について、ゆっくりと少しずつ勉強しつつ、スペイン語圏の社会と文化について学んでいきます。教員の側としてはもちろん両方とって頂ければうれしいですが、他の授業との兼ね合いもおありでしょうし、片方だけの受講でも大歓迎です。また、総合Bでもある程度新しい文法事項は入ってきますし、総合Aでも文化や社会の要素は取り入れていくつもりです。その辺り、色々と工夫していくつもりですので、よろしくお願いします。
＜到達目標＞  到達目標とは
No 重要度 目標 詳細 1 ◎ 知識と視野 初級の授業では、スペイン語圏の文化や社会について、映像資料などを中心にみなさんにご紹介してきました。この授業では、スペイン語圏の世界について、もう少し体系的な方法で見ていきたいと思っています。 2   能力と技能 スペイン語の文法については、スペイン語総合Aの方でより詳しく扱っていきますが、こちらの総合Bの方でも、過去時制（点過去・線過去・現在完了、そして場合によっては過去未来）はきちんとマスターしていく予定です。 3   人間性と倫理性 ラテンアメリカについて、みなさんが普段の生活で意識することはあまりないかもしれませんが、たとえばスーパーで品物の原産地をみるとわかるように、実はさまざまな形で日本とも関係しています。そのような世界の各地との関係を知っていく過程で、さまざまなことを考えていってもらえれば、と思っています。
＜授業の方法＞
ラテンアメリカの国々そしてスペインに関連する1つのトピックを、2-3回の授業にわけて扱っていきます。スペイン語で、みなさんも読めるであろうごく簡単な資料を作り、そのトピックに関する映像などと合わせて知っていきたいと思います。なお、文法についてはこの総合Bの方でも、過去時制まではマスターしたいと思っています。つまり、総合Aと比べて差がつくのはむしろ後期になります。<BR><BR>教材について現時点では、プリントを毎回作ってお渡しするつもりいますが、もしかすると何か良い教科書が4月までに見つかるかもしれません。その場合は最初の授業でご連絡します。また、辞書をまだ持っていない人は、必ず購入してください。
＜成績評価の方法＞
No 評価項目 割合 評価の観点 1 試験：中間期  20  % 単語や文法事項に関する中間テストを行います。  2 小テスト／レポート  60  % 成績評価のベースは、期末のレポートにする予定です。また文法についての小テストを適宜行います。  3 受講態度  20  % 授業に出なければ見られない映像資料なども多くなるので、出席（そしてもちろん受講態度）も重視します。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
私は多くのスペイン語の先生たちとは違い、スペイン語科ではなく、地域文化研究（中南米研究）という学科を卒業してスペイン語の教員になりました。この授業は、そんな私の経歴を反映し、スペイン語という語学の勉強とラテンアメリカ・スペイン地域研究とを融合した授業を目指しています。以前、ある大学で「ラテンアメリカの政治と社会」というサブタイトルのついた中級スペイン語の授業を担当したことがあります。その授業の経験を生かしつつ、試行錯誤しながら授業をつくっていくつもりですので、受講者の皆さんの積極的な参加そしてご意見を期待しています。
＜テキスト＞
(未登録)
＜参考書＞
(未登録)
＜授業計画の概要＞
第1回 イントロダクション・中級の授業の概要について<BR>第2回 現在形の復習と、スペインの食文化について-1<BR>第3回 gustarの復習と、スペインの食文化について-2<BR>第4回 再帰動詞とスペイン風オムレツ（予定）の作り方-3<BR>第5回 再帰動詞とスペイン風オムレツ（予定）の作り方-4<BR>第6回 現在完了形の使い方-1「もうご飯食べた？」<BR>第7回 現在完了形の使い方-2「今日は何時に起きましたか？」<BR>第9回 線過去形とスペイン・ラテンアメリカの歴史-1<BR>第10回 線過去形とスペイン・ラテンアメリカの歴史-2<BR>第11回 中間テストとレポートについての相談<BR>第12回 点過去形とスペイン・ラテンアメリカの歴史-3<BR>第13回 点過去形とスペイン・ラテンアメリカの歴史-4<BR>第14回 レポート提出・ラテンアメリカ現代社会についての映像<BR>第15回 レポートの返却と全体の総括