山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
分子細胞生物学
担当教員
加藤 伊陽子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M000071 2 1 後期
[学習目標]
 前期の生物学(平教授)に続く講義として、(1)細胞小器官の構造と機能、(2)個体の発生を中心に学習する。代表的なテーマについてエッセンスを学び、2年次からの医学科基礎科目の基盤となる知識と考え方を習得する。
[授業計画
1週2コマの連続講義を1回とし、全15回の講義内容を次のように予定している。学習進度により多少の変更がある。<BR><BR><BR>細胞生物学のテーマ<BR>「アメリカ版大学生物学の教科書・第1巻 細胞生物学」を教科書として使用する。<BR>第1回 Oct. 4.  細胞の成り立ち:細胞小器官と細胞骨格<BR>第2回 Oct. 11. ダイナミックな細胞膜<BR>第3回 Oct. 18. 生物学的なエネルギー変換と酵素反応<BR>第4回 Oct. 25. グルコース(ブドウ糖)代謝によるエネルギーの獲得<BR>第5回 Nov. 1.  光合成<BR>第6回 Nov. 8.  演習問題<BR>第7回 Nov. 15. 第1−5回のまとめ<BR><BR><BR>総合的なテーマ<BR>第8回  Nov. 22. なぜがんになるのか(オンコジーンとがん抑制遺伝子)<BR><BR><BR>発生学のテーマ<BR>「ベーシックマスター・発生生物学」を教科書として使用する。<BR>第9回   Nov. 29. 配偶子(精子と卵子)の形成と受精<BR>第10回 Dec. 6.  卵割から胞胚期<BR>第11回 Dec. 13. 原腸形成、三胚葉の形成<BR>第12回 Jan. 10. 器官形成<BR>第13回 Jan. 17. 体軸の形成<BR>第14回 Jan. 24. 幹細胞、細胞分化<BR>第15回  Jan. 31. 演習問題 第8−13回<BR>第16回 Feb. 7.  第1−15回のまとめ<BR><BR><BR>総合的なテーマ<BR>第17回 Feb. 14. 研究紹介
[到達目標]
1.細胞小器官、細胞骨格、細胞膜の構造と機能について概要を説明できる。<BR>2.酵素反応とその調節について概要を説明できる。<BR>3.細胞がグルコース分解によりエネルギーを獲得する過程を説明できる。 <BR>4.配偶子の形成と受精について概要を説明できる。<BR>5.卵割、胚胞、原腸形成、三胚葉形成について概要を説明できる。<BR>6.幹細胞と細胞分化について概要を説明できる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %発生学と細胞生物学のテーマについての学習深度と理解度 
2試験:中間期 30  %細胞生物学のテーマについての学習深度と理解度 
3受講態度 10  %講義参加、質問への応答 
4発表/表現等 10  %議論における積極性 
[教科書]
  1. David Sadava著、石崎泰樹ほか監訳 , アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学, 講談社, ISBN:978-4-06-257672-7
  2. 東中川徹ほか編, ベーシックマスター 発生生物学, オーム社, ISBN:978-4-274-20599-6
[参考書]
  1. Eric J. Simon ほか著、池内昌彦ほか監訳, エッセンシャル・キャンベル生物学(Campbell Essential Biology, 4th edition), 丸善出版, ISBN:978-4-621-08300-4
  2. Jonathan Slack著、大隅典子訳, エッセンシャル発生生物学 改訂第2版, 羊土社, ISBN:978-4-7581-0709-9