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授業科目名
ヒトの遺伝学
担当教員
高田谷 久美子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
H001232 1 2 前期
[学習目標]
一般目標(GIO)<BR> 健康や疾病への遺伝の関わり大きく,近年,疾病と遺伝子との関係,遺伝子の機能等明らかにされてきている。一方では,遺伝子検査が急速に開発され,遺伝子診断,遺伝子治療などの遺伝技術に対する人々の関心も高くなると同時に,情報自体も入手しやすくなってきている。看護職にとっては,こうした遺伝情報を検討し,患者,家族,関係者が情報を理解し,活用するための支援を行う必要が生じてくる。そのために,遺伝学の基礎を身につけ,最新の技術やそこから生じてくる倫理的問題を学んでいくことは重要である。<BR><BR>行動目標(SBOs)<BR>1.遺伝子の基本構造と機能を説明できる<BR>2.遺伝性疾患の分類,及び遺伝機構を説明できる<BR>3.遺伝子治療の方法と現状を説明できる<BR>4.出生前診断の方法と現状を説明できる<BR>5.遺伝カウンセリングの意義を理解する<BR>6.遺伝子検査,出生前診断,体外受精などに関する社会問題を理解する
[授業計画
1.ヒトの遺伝と多様性<BR>2.遺伝と遺伝子<BR>3.遺伝性疾患と遺伝形式<BR>4.家系図<BR>5.染色体と染色体異常<BR>6.ダウン症について理解する<BR>7.染色体異常による疾患<BR>8.ヒトの性と性決定<BR>9.遺伝子とがん<BR>10.遺伝性疾患と遺伝子診断  <BR>11.遺伝子医療 <BR>12.遅発性遺伝性疾患と患者や家族<BR>13.遺伝カウンセリングの理論と実践<BR>14.遺伝と倫理<BR>15.総括
[到達目標]
1.遺伝子と遺伝の仕組みについて理解する<BR>2.遺伝子の変異と遺伝病の関連について理解する<BR>3.遺伝病であることの患者や家族への心理・社会的影響について理解する<BR>4.遺伝子検査,遺伝子治療の方法,意義について理解し,自分の意見や考えをまとめる
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 60  %遺伝子,遺伝の仕組み,遺伝病,遺伝子検査の現状と問題点など,講義の中で触れた事柄についての理解度を問う。 
2小テスト/レポート 20  %2〜3回の講義に1回小テストを行い,その間の講義内容に関する理解度を問う。また,遺伝と倫理に関する資料を提示するので,それに関するレポートを書く。 
3受講態度 20  %講義への参加度。 
[教科書]
  1. 遺伝医学への招待, 南江堂, ISBN:9784524253326
[参考書]
  1. Genetics in Medicine, W B Saunders Company, ISBN:9781416030805
  2. 遺伝看護の実践, 日本看護協会出版会, ISBN:4818008761
  3. 遺伝カウンセリングを倫理するケーススタディー, 診断と治療社, ISBN:4787814117