授業科目名
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子どものエンパワーメント論
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時間割番号
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550201
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担当教員名
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東海林 麗香/はぎ原 桂
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開講学期・曜日・時限
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後期・木・VI
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単位数
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2
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<対象学生>
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1年
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<授業の目的および概要>
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「社会性の欠如」「すぐキレる」「活気がない」「将来展望のなさ」など、昨今の子どもをめぐる問題は枚挙にいとまがなく、「生きる力」育成に代表される児童生徒のエンパワーメントが教育的課題となっている。本授業では、生きる力のひとつとしての「ソーシャルスキル」と生き方支援としての「キャリア教育」に焦点をあて、演習形式による理論に基づく教育プログラム検討と、子どものQuality of school life(学校生活の質)維持・向上を目指した新たな教育プログラム開発・実践を行う。
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<到達目標>
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(ストレートマスター)<BR>・将来的なスクールリーダーして、子どもの「生きる力」育成としてのソーシャルスキル・トレーニングとキャリア教育について基本的知識を得るとともに、実践事例の検討から教育現場におけるソーシャルスキル・トレーニングとキャリア教育の在り方について批判的に考察する力をつける。<BR>(現職教員)<BR>・指導的立場のスクールリーダーとして、自らの経験を省察するなかで子どもに必要な「生きる力」とは何かを問い直し、「生きる力」を育てるひとつの方途として、既存の教育プログラムを批判的に検討し、新たなソーシャルスキル・トレーニングまたはキャリア教育の指導プログラムを作成する。
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<授業の方法>
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演習形式(プレゼンテーション・グループ討論・プログラム開発)
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート | 40 % | レポート内容が開講時に明示した基準を満たしているか | 2 | 受講態度 | 20 % | 討論に積極的に参加しているか | 3 | 発表/表現等 | 40 % | 事例の発表が適切に行われているか |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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特になし
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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- 相川充, 『人づきあいの技術』, サイエンス社
- 小林正幸, 『先生のためのやさしいソーシャルスキル教育』, ほんの森出版
- 日本キャリア教育学会, 『キャリア教育概説』, 東洋館出版社
- 諸富祥彦, 『「7つの力」を育てるキャリア教育』, 図書文化
- その他、受講生の関心・必要に応じて随時紹介する。
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<授業計画の概要>
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受講者は「ソーシャルスキル・トレーニング」と「キャリア教育」の2つのグループに分かれ、それぞれのテーマについて発表・討論を行い、子どもをエンパワーするための援助とはどのようなものかについての理解を深める。最終的には、実践可能な新しいプログラムの開発を行う。<BR><BR>1 オリエンテーション:学校における「生きる力」(谷口・進藤)<BR>2 児童生徒の「気になる特徴」(谷口・進藤)<BR>3 ソーシャルスキル・トレーニングの基礎(谷口・進藤)<BR>4 ソーシャルスキル・トレーニングプログラムの実際(谷口・進藤)<BR>5 小学校におけるソーシャルスキル・トレーニングの事例研究(谷口・進藤)<BR>6 中学校におけるソーシャルスキル・トレーニングの事例研究(谷口・進藤)<BR>7 学校におけるソーシャルスキル・トレーニングの課題(谷口・進藤)<BR>8 キャリア教育の基礎(谷口・進藤)<BR>9 小学校でのキャリア教育プログラム実践事例の検討(谷口・進藤)<BR>10 中学校でのキャリア教育プログラム実践事例の検討(谷口・進藤)<BR>11 高等学校でのキャリア教育プログラム実践事例の検討(谷口・進藤)<BR>12 キャリア教育プログラムの問題点と課題(谷口・進藤)<BR>13 新しいソーシャルスキル・トレーニング・プログラムの実践(谷口・進藤)<BR>14 新しいキャリア教育プログラムの実践(谷口・進藤)<BR>15 全体のまとめ:子どものエンパワーメント再考(谷口・進藤)
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