授業科目名
|
学校組織経営論
|
時間割番号
|
550007
|
担当教員名
|
平井 貴美代/仙洞田 篤男
|
開講学期・曜日・時限
|
前期・水・II
|
単位数
|
2
|
<対象学生>
|
1年
|
<授業の目的および概要>
|
学校組織改革は、1990年代後半以降の教育改革における中心的論点の一つとされてきた。本授業では、学校組織および学校経営をよりよく理解するための基本的な知識や方法を、演習や討議を通じて修得することを目指す。とりわけ近年の教育改革で焦点づけられてきた諸論点や国際的な動向といった新しい知識と、学校づくり、自律的学校経営、学校改善などの旧来の議論の両方を視野に入れながら、文献や報告書等から得られる形式知を実践で培われてきた暗黙知と結び付けて具体的な経営実践に反映するビジョンを各自が持てるような授業としたい。
|
<到達目標>
|
【ストレートマスター】<BR>・学校組織改革の動向や理論的蓄積について理解を深める。<BR>・得られた知見を現実の学校に適用するための方法について、自分なりに考察することができる。<BR>【現職教員】<BR>・学校組織改革の動向や理論的蓄積について理解を深める。<BR>・自らの経験を授業によって得られた知見を通じて客観化するとともに、その適用について、勤務校の実態に即した改善提案として具体的に考察することができる。
|
<授業の方法>
|
受講者数14名程度の少人数授業の利点を活かし、講義と演習を組み合わせて行う。受講者は、各回のテーマに添った文献をあらかじめ読み込み、自分なりの見解をもって授業に臨むとともに、割り当てられた文献については、プレゼンテーションを準備することが求められる。
|
<成績評価の方法>
|
No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
---|
1 | 小テスト/レポート | 40 % | 学校組織の改革(改善)課題(レポート) | 2 | 受講態度 | 30 % | 授業での質問、発言などの参加意欲、授業での課題に自らの意見を述べることを重視する。 | 3 | 発表/表現等 | 30 % | 答申・研究論文に関する発表 学期中1回 |
|
<受講に際して・学生へのメッセージ>
|
特になし
|
<テキスト>
|
(未登録)
|
<参考書>
|
- 小島弘道編著, 時代の転換と学校経営改革, 学文社, ISBN:9784762016974
- 志水宏吉編, 「力のある学校」の探究, 大阪大学出版会, ISBN:9784872592535
|
<授業計画の概要>
|
文献講読3時間とまとめの講義1時間を3セット行う。そして第14〜15回に授業で得た知見に基づいて各自が作成した学校組織改革(改善)課題に関するレポートについてプレゼンテーションを行い、互いに講評する。<BR><BR>1 イントロダクション―学校組織に関する論点(平井・仙洞田)<BR>2【文献講読(1)】1998年中教審答申、教育改革国民会議最終報告(仙洞田・平井)<BR>3【文献講読(2)】2004年、2005年中教審答申、今後の教員給与の在り方について(仙洞 田・平井)<BR>4【文献講読(3)】教育再生会議最終報告、民主党INDEX2009・マニフェスト(仙洞田・ 平井)<BR>5 講義・討議 教育改革は学校組織の何を問題としてきたか(仙洞田・平井)<BR>6【文献講読(4)】学校経営の「日本的」特質(平井・仙洞田)<BR>7【文献講読(5)】現代学校経営論の特徴(平井・仙洞田)<BR>8【文献講読(6)】学校組織の一般性と特殊性(平井・仙洞田)<BR>9 討議 学校組織は何を課題とすべきか(平井・仙洞田)<BR>10【文献講読(7)】NPMと学校(仙洞田・平井)<BR>11【文献講読(8)】学校の「有効性」研究より(平井・仙洞田)<BR>12【文献講読(9)】学校ガバナンス(平井・仙洞田)<BR>13 討議 学校組織改革の方向性(平井・仙洞田)<BR>14 プレゼンテーション 学校組織の改革(改善)課題(1)(平井・仙洞田)<BR>15 プレゼンテーション 学校組織の改革(改善)課題(2)(平井・仙洞田)
|