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授業科目名 物理学特論I
時間割番号 544061
担当教員名 長島 礼人
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
例えば水晶のように,原子や分子が周期的にならんだ物質を結晶とよびます.固体のいろいろな性質を理解するうえで,モデルケースとして結晶を研究の対象とすることは,理論的にも実験的にも非常に有効な方法論です.先ず3次元的な(バルク)結晶の基本的な性質を理解してもらいます.これを踏まえた上で次に,バルク結晶の3次元的な周期性が突然途絶えることに起因して結晶の表面が,多彩な現象の生じる魅力的な舞台であることを紹介していきます.またそうした現象を実際に観察するための実験手法についても説明します.
<到達目標>
フーリエ級数の知識を応用することで,周期的構造(結晶)のなかに存在する原子や電子の振る舞いが統一的に理解できるようになる.
<授業の方法>
講義とセミナー
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1その他 100  %授業中の学習意欲,発表レポートの水準,小テストの得点,以上に基づいて評価する. 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
特になし
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
上記1-14の項目中1,3-6,11-14 は参考文献を指定しますので,調べて理解した内容を授業中45分程度の時間を使って発表してもらいます.残りの45分程度を補足説明に充てます.残りの項目については,講義形式の授業を行います.<BR><BR> 1.結晶構造<BR> 2.フーリエ級数<BR> 3.逆格子空間(1)<BR> 4.逆格子空間(2)<BR> 5.結晶の結合(1)<BR> 6.結晶の結合(2)<BR> 7.量子力学のおさらい(1)<BR> 8.量子力学のおさらい(2)<BR> 9.結晶の電子状態(1)<BR>10.結晶の電子状態(2)<BR>11.表面の構造(1)<BR>12.表面の構造(2)<BR>13.表面の動的過程<BR>14.表面の観察手法<BR>15.評価:総括・まとめ