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授業科目名 英米文学特論I
時間割番号 542091
担当教員名 原田  博
開講学期・曜日・時限 前期・木・III 単位数 2
<対象学生>
1年
<授業の目的および概要>
イギリス・ロマン派詩人シェリーの代表的詩劇Prometheus Unboundを、ギリシャ悲劇詩人アイスキュロスのPrometheus Boundと対比させながら、主人公及びその他の登場人物の在り方、劇の構成そして最後にシェリーがこの作品に託した意図を明らかにしていきたい。後期の演習で取り上げる妻メアリ・シェリーのFrankensteinへの接点も探ることにする。
<到達目標>
基礎的なギリシャ神話及びギリシャへ劇について一定の理解を持つこと。
<授業の方法>
講義(ただし関連文献の講読を割り当てる)
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1受講態度 50  %授業に対する熱意と準備 
2発表/表現等 50  %学習・研究したことを発題する技能 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
研究視点を広い視野に立って設定しそれに沿って明晰な理論を構築できるよう心がけてください。
<テキスト>
  1. 当方で準備する
<参考書>
  1. 適宜推薦する
<授業計画の概要>
主として講義形式で行うが、講義内容及び作品内容について、活発な質疑応答を期待したい。<BR><BR>1 プロメテウスにまつわるギリシャ神話の概観<BR>2 アイスキュロス及びその他の古典ギリシャ詩人・作家<BR>3 アイスキュロスの『縛られたプロメテウス』の概要I<BR>4 アイスキュロスの『縛られたプロメテウス』の概要II<BR>5 イギリス・ロマン派詩人P.B.シェリーの生涯と作品<BR>6 シェリーの『プロミーシュース解放』の序文<BR>7 同序文において言及されているJ.ミルトンのParadise Lost(特にサタン)<BR>8 『プロミーシュース解放』第一幕<BR>9 同上<BR>10 『プロミーシュース解放』第二幕<BR>11 同上<BR>12 『プロミーシュース解放』第三幕<BR>13 同上<BR>14 『プロミーシュース解放』第四幕<BR>15 同上及び後期で取り上げるFrankensteinへの繋ぎの講義