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授業科目名 日本教育史特論
時間割番号 541013
担当教員名 阿部  茂
開講学期・曜日・時限 前期・木・III 単位数 2
<対象学生>
1年
<授業の目的および概要>
近代日本における教育の歴史的展開を、明治以前からの民間の産育・教育習俗や明治以降の近代教育(学校教育)との相互関係のなかで追究する。近世以降、イエやムラ社会を基盤として形づくられた民間の産育や教育の習俗の形成過程とその歴史的意義を考察するともに、明治以降の近代教育がどのような思想・施策をもって伝統的な教育習俗とどのような対抗ないし相互受容の関係をもったのかを明らかにし、その相互関係のなかで形成された近代日本の教育現実の特質を究明する。
<到達目標>
・近世以降の日本教育史の展開を、高度なレベルで理解することができる。<BR>・近世以降日本教育史研究の課題を、高度なレベルで把握することができる。
<授業の方法>
演習の要素をまじえた講義
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 30  %日本教育史研究の課題探求と設定 
2受講態度 40  %高度な学習努力、2/3以上の出席 
3発表/表現等 30  %自ら探求した課題についての専門的な説明や議論 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
近世・近代日本教育史についての基礎的な知識を有すること
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
毎回、その回のテーマについて、概要を講義するとともに、追究すべき論点を提示し、全員で議論を行う。<BR><BR>1 ガイダンス<BR>2 江戸時代の教育概観<BR>3 江戸の教育習俗<BR>4 寺子屋と教育<BR>5 藩校と教育<BR>6 江戸の「勉強」思想<BR>7 近代以降の教育概観<BR>8 近代学校制度の移植<BR>9 近代学校制度の展開<BR>10 明治〜大正期における青年教育<BR>11 戦時体制と学校教育<BR>12 産業社会と学校教育<BR>13 消費社会と学校教育<BR>14 社会の変容と学校教育<BR>15 全体のまとめ