山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
指導教員
量子物理化学特論
入江 寛/佐藤 哲也
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
416730 2 (未登録) 1 前期 I
[概要と目標]
 次世代の高機能材料の創製には、ナノサイエンスとナノテクノロジーを融合したナノ構造創製技術が求められている。プラズマプロセスや種々の化学工学プロセスを利用した成膜技術、エッチング技術など、ナノ構造材料の創製に重要な基盤技術について講義する。 
[到達目標]
1)プラズマの基礎、2)低速イオンおよび電子と固体表面(金属、半導体、ファンデルワールス薄膜)の衝突反応(電子励起、二次イオン生成、表面化学反応)、3)ナノ構造/薄膜形成と物性評価、について習得する。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
学部、修士課程で習得した物理化学、分析化学、無機化学、材料化学に関する基礎知識を整理し、太陽エネルギー変換工学における具体的な課題を解決するために必要な、高度な専門知識と問題解決能力を養う。
[必要知識・準備]
物理化学、無機化学。固体物理学、電磁気学に関する基礎知識。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %授業理解力、論理的思考能力、問題設定/解決能力 
2受講態度 40  %授業理解力、知的好奇心と探求力、 
3発表/表現等 20  %情報収集/整理力、表現力 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 菅井秀郎, プラズマエレクトロニクス, オーム社, ISBN:4274132102
[講義項目]
1. 身近にあるプラズマ (第1週)<BR>2.単一粒子の運動 (第2週)<BR>3.衝突、原子・分子の励起 (第3週)<BR>4.分布関数と平均量、プラズマの基礎方程式 (第4週)<BR>5.プラズマの分布と流れ、固体と接するプラズマ (第5週)<BR>6.気体の絶縁破壊、放電開始電圧 (第6週)<BR>7.プラズマ状態への移行、タウンゼント理論の限界 (第7週)<BR>8.直流放電、高周波放電、マイクロ波放電 (第8,9 週)<BR>9.エレクトロニクスと環境工学へのプラズマ応用 (第10, 11週)<BR>10.水素化アモルファスシリコンの形成と物性 (第12週)<BR>11.薄膜シリコン太陽電池 (第13週)                    <BR>12.量子材料創製のためのナノテクノロジー (第14週)<BR>13.総括・評価 (第15週)