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授業科目名
指導教員
高分子材料化学特論
鈴木 章泰/奥崎 秀典
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
416230 2 (未登録) 1 前期 II
[概要と目標]
高分子材料の基本的な物性の一つである力学的性質についての種々の理論、評価法及び高次構造との相関関係などについて解説する。また、高分子材料の延伸・熱処理過程における高次構造変化とその評価法について説明する。
[到達目標]
高分子材料の力学的性質と高次構造との相関について理解する。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
一連の学術的な基盤を教授するとともに、修得した先端的知識と技術を駆使して新規産業分野を開拓し、さらに発展させることのできる創造的な人材を育成することを目的とする本専攻の目標を達成のため、高分子分野の基礎および応用に関する知識を修得することを本講義の目的とする。
[必要知識・準備]
高分子合成および高分子物性に関する基礎的な事柄を理解していることが望ましい。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %レポートによる評価する。 
2受講態度 30  %出席状況などで評価する。 
[教科書]
  1. 高分子化学序論, 化学同人, ISBN:4759800506
  2. 高分子と複合材料の力学的性質, ISBN:4759800557
  3. 高分子のX線回折(上、下)(図書館にあります)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.ガラス転移などの高分子の転移現象について説明し、その転移と化学構造、立体規則性及び高次構造との関係について説明する。<BR>2.クリープ及び応力緩和の理論、及びその測定法について概説する。<BR>3.応力ーひずみ挙動について理論、の評価法及び応力ーひずみ挙動から得られるヤング率・引張り強度と高次構造との関係を説明する。また、理論結晶弾性率及び理論強度についても概説する。<BR>4.結晶性高分子及び非晶性高分子材料における動的粘弾性挙動(α、β及びγ分散などの力学分散など)と高次構造との相関について説明する。<BR>5.高次構造の定量的評価法について説明する。<BR>6.広角X線回折法による高分子材料の結晶性および配向性の評価法ついて説明する。<BR>8.高分子材料の延伸過程における高次構造変化について、例を挙げて説明する。