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授業科目名
発達精神病理学特論
担当教員
酒井  厚
時間割番号
単位数
履修年次
期別
415440 A 2 1,2 後期
[学習目標]
児童・思春期の子どもによる社会的不適応行動は、社会の抱える深刻な問題である。現在では、この不適応行動の背景として精神疾患の存在の可能性を考慮する必要性が認められている。発達精神病理学では、精神疾患のある臨床群と健常群を対象とし、不適応行動の発達と適応行動の発達の両者を比較することによって、不適応行動発生の危険因子のみならず、発生を阻止するために有効な防御因子をも探っていこうとしている。子どもが親に抱く信頼感や親の養育態度など、子どもの不適応行動の発生に関連が深いと思われる様々な要因に注目し、子どもの社会的不適応行動のメカニズムについて知る。
[授業計画
発達精神病理学に関するテキストの各章を受講者同士で発表しあい、発達精神病理学への理解を深める。テキスト理解のための補助資料として、ビデオなどの視覚教材も用いる。<BR>また、獲得された基礎知識を基にして、発達精神病理学に基づく最新の研究論文についても発表しあう。
[到達目標]
発達精神病理学についての理解を深める。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %授業 
2発表/表現等 50  %授業参加への積極性 
[教科書]
  1. 菅原ますみ監訳, 発達精神病理学―子どもの精神病理の発達と家族関係, ミネルヴァ書房
  2. 酒井厚訳, ダニーディン子どもの健康と発達に関する調査研究, 明石書店
[参考書]
(未登録)