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授業科目名
担当教員
触媒化学特論
東山 和寿/宮尾 敏広
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
391170 M 2 (未登録) 1 前期 I
[概要と目標]
触媒化学とは触媒上で進行する化学反応の速度や選択性の支配因子を明らかにし、それらを制御することを目的とした学問である。本講義では触媒発展の歴史を知ると共に、反応速度論や化学熱力学、固体表面上への分子の吸着、触媒反応や触媒自身のキャラクタリゼーション法を理解すると共に、実社会で活躍している触媒の実例を知ることを目的とする。
[到達目標]
触媒の発展の歴史を理解する。固体触媒上における化学反応の動力学的解析手法を身につける。固体上における分子の吸着現象を定量的に理解する手法を身につける。固体触媒、化学反応の評価法を理解する。触媒の実用例を知ることを通じて、触媒の機能と重要性を理解する。
[必要知識・準備]
物理化学、無機化学等の知識を習得していることが好ましい。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 60  %授業理解力/論理的思考能力 
2受講態度 40  %日常的勉学努力 
[教科書]
  1. 菊地英一・瀬川幸一・多田旭男・射水雄三・服部 英, 新しい触媒化学 第2版, 三共出版,
    (本著書を主に用い補足資料等を適宜これに加えて講義を進める)
[参考書]
  1. 御園生誠・斎藤泰和, 触媒化学, 丸善
  2. 慶伊富長, 反応速度論, 東京化学同人
[講義項目]
第1回 触媒化学の概要(触媒の概要と発展の歴史)<BR>第2回 触媒化学の概要(触媒の機能)        <BR>第3回 反応速度論と化学熱力学(吸着の基礎)<BR>第4回 反応速度論と化学熱力学(反応速度式)<BR>第5回 反応速度論と化学熱力学(化学熱力学)<BR>第6回 触媒の種類とその調製法(担持金属触媒)<BR>第7回 触媒の種類とその調製法(酸化物触媒)<BR>第8回 触媒のキャラクタリゼーション(触媒の構造)<BR>第9回 触媒のキャラクタリゼーション(表面吸着種)<BR>第10回 触媒の実用例(化学品製造)<BR>第11回 触媒の実用例(環境浄化:自動車関連)<BR>第12回 触媒の実用例(環境浄化:発電所関連)<BR>第13回 固体触媒研究の最近の進歩(表面化学)<BR>第14回 固体触媒研究の最近の進歩(合成技術)<BR>第15回 固体触媒研究の最近の進歩(先端応用)<BR><BR>第1回から第9回は宮尾が担当、第10回以降は東山が担当する。