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授業科目名
担当教員
水質管理工学特論
平山 公明
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
324170 2 (未登録) 1 前期 III
[概要と目標]
 水などの流体の中で物質は様々な要因で移動し,濃度が変化してゆく.河川の汚れを例に考えると,支流を通して河川には行って来た汚れは,次第に河川幅いっぱいに広がってゆくとともに,浄化作用も受け,濃度が変化してゆく.このような現象は,移動現象という考え方を基礎にすると,全体像をとらえやすい.この講義では,まず移動現象という考え方を理解し,それをどのように水質の問題に応用してゆくかを学ぶ.
[到達目標]
1.勾配フラックス,速度に伴うフラックスを説明できる。<BR>2.保存の関係を説明できる。<BR>3.層流と乱流との物質移動の違いを説明できる。<BR>4.拡散と分散の違いを説明できる。<BR>5.河川でのいくつかの物質移動係数を推定できる。
[必要知識・準備]
 川に関する興味.微分の知識は必ずしも必要としないが,あれば理解しやすい.
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %授業理解力,表現力 
2受講態度 20  %日常的勉学努力 
[教科書]
  1. 指定しない.必要に応じて資料を配付する.
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.移動現象の概要とフラックスの定義<BR>2.質量,運動量,エネルギーの移動,示強性の指標と示量性の指標<BR>3.速度に伴うフラックスの表現<BR>4.勾配によるフラックスの表現<BR>5.収支の関係の表現方法<BR>6,7.収支の関係の具体例<BR>8,9.乱流の場合の考え方<BR>10.分散と拡散<BR>11,12.河川での移動係数の推定方法<BR>13.河川での分散,拡散現象<BR>14.河川での界面を通した移動現象の扱い<BR>15.全体のまとめ