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授業科目名
担当教員
ロバスト制御特論
藤森 篤
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
321256 2 (未登録) 1 前期 II
[概要と目標]
数式モデルをベースとした制御理論では、モデルはあくまでも実際の物理対象の近似にすぎないので、近似誤差や動作点の移動にともなうパラメータ変動が発生する。制御理論が実用的となるためには、これらの影響を考慮したロバスト制御の考え方が重要である。本講義はこのロバスト制御の基本的な考え方を説明し、学会で高く評価されている内容を講義する。
[到達目標]
1. ロバスト制御の基本的な目的を理解する。<BR> 2. 出力フィードバック制御系の設計ができる。
[必要知識・準備]
学部(機械システム工学科デザインコース)の講義「振動工学、制御工学」(3年前期、後期)を履修していることを前提として講義する。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %問題設定/解決能力 
[教科書]
  1. 藤森 篤, ロバスト制御, コロナ社, ISBN:4-339-03180-1
  2. 小郷寛・美多勉, システム制御理論入門, 実教出版, ISBN:4-407-02205-1,
    (機械システム工学科デザインコース3年後期の「制御工学」で使用したテキストです。)
[参考書]
  1. 細江繁幸・荒木光彦, 制御系設計 -H∞制御とその応用-, 朝倉書店, ISBN:4-254-20970-3
[講義項目]
1. 状態空間法の復習<BR> 2. 既約分解と安定化補償器<BR> 3. 2自由度制御系<BR> 4. ロバスト制御系解析<BR> 5. H∞制御とμ設計<BR> 6. 線形行列不等式(LMI)<BR> 7. ゲイン・スケジューリング制御