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授業科目名
担当教員
土木環境行政法
今村 幸治/[L教育委員]
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
284010 B 2 L 4 前期 I
[概要]
 環境関係法規は、広範で複雑多岐に亘る環境問題を理解する上で、非常に役立つ科目の一つである。本講義ではまず法律を理解するために必要な基礎知識を学ぶ。次いで、総論として環境関係の法律が成立した社会的背景を歴史的視点から概観し、各論では環境基本法、水質汚濁防止法、大気汚染防止法等の各法律について条文解釈や解説などを行い、環境行政法規全般について理解を深める。
[具体的な達成目標]
1.環境保全に関する法律ができた歴史的な経緯を説明できる.<BR>2.環境保全に果たす法律の役割を説明できる.<BR>3.環境基本法の基本的な考え方を説明できる.<BR>4.大気汚染防止法のの基本的な考え方を説明できる.<BR>5.水質汚濁防止法の基本的な考え方を説明できる.
[必要知識・準備]
 特になし。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %授業理解力,表現力,論理的思考能力 
[教科書]
  1. 指定しない。資料を用意する。
[参考書]
  1. 環境法令・解説集 最新版, ぎょうせい, ISBN:4324067686,
    (平成14年版(ISBN4-324-06768-6)の版元在庫状況:2004年2月下旬現在絶版・重版未定)

  2. 環境六法 平成15年版, 中央法規出版, ISBN:4805846380
[講義項目]
1 環境行政概論<BR>  1−1 公害対策基本法以前(第1回)<BR>  1−2 公害対策基本法の制定(第2回)<BR>  1−3 公害国会(第3回)<BR>  1−4 環境庁の設置(第3回)<BR>  1−5 環境基本法の制定(第4回)<BR>  1−6 環境政策の進展(第5回)<BR><BR>2 環境法体系<BR>  2−1 環境法の体系(第6回)<BR>  2−2 環境基本法(第7回)<BR>  2−3 総論的環境法(第8回)<BR>       環境影響評価法<BR>       特定工場の公害防止<BR>  2−4 個別環境法(第9〜12回)<BR>       大気汚染の防止<BR>       温暖化防止<BR>       オゾン層保護<BR>       水質汚濁防止<BR>       土壌汚染<BR>       騒音防止<BR>       振動防止<BR>       悪臭防止      <BR>  2−5 循環型社会に向けた法制度(第13〜15回)<BR>       法制度の体系<BR>       循環型社会形成推進法<BR>       各種リサイクル法
[教育方法]
講義形式で現場での経験に触れながら行う.環境保全にはたす法律の役割を認識してもらいたい.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
G.計画立案・管理・実行能力
 社会基盤整備において、地域社会・自然との調和、コスト・資源の最適な運用、品質の保証など様々な要求に応えることのできる計画を立案・管理・実行する能力を身につける。
[その他]
実務にたずさわった経験的な話も聞いてもらいたい。<BR>レポート評価による。60点以上を合格とする。