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授業科目名 食品科学工学
分類・系統健康福祉 科学系
時間割番号 275545KA
担当教員名 奥田  徹
開講学期・曜日・時限 前期・金・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
食品は我々の生活に必要不可欠なものであり、「食の安全」を確保し、健康を維持していくためには、食品に関する知識は今後ますます重要になるであろう。しかし、食品には非常に多くの化合物が含まれ、加工などで生じる変化は、非常に複雑である。その上、遺伝子組換えや様々な疾病、新しい機能性化合物に関する情報が氾濫し、食品に対する理解を難しくしている。本講義では、食品を化学的・物理的に考え「成分」、「分類」、「反応」、「機能」について説明する。これらを理解することで、食品を科学的に理解し、分子レベルでの様々な反応に対する理解を深める。<BR> (1) 食品の分類が理解できる。<BR> (2) 糖質・脂質・タンパク質の分類と構造・性質が理解できる。<BR> (3) 無機質・ビタミンの分類と働きについて理解できる。<BR> (4) 食品の嗜好成分とその役割が理解できる。<BR> (5) 食品の機能について理解できる。<BR> (6) 加工と化学反応について理解できる。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野食品の反応は非常に複雑で、化学・物理・生物を含めた複合領域であり、実験室の単純な反応は意味を成さない。この点を理解できるようになることを目標とする。
<授業の方法>
理解力を高めるため、板書を中心に行う。専門科目との合併の授業になるため、ある程度の専門性が要求されるため、注意されたい。特に高校の化学程度の知識を必要とする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 80  %理解度、説明能力 
2試験:中間期 20  %理解度、説明能力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
構造式などを多用するので、化学、生物の知識は必要である。<BR>教科書を指定しないが、参考書を活用していただきたい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 健康から見た食品学総論, 弘学出版, ISBN:487492154X
<授業計画の概要>
  1.食品と水分<BR>  2.糖質1<BR>  3.糖質2<BR>  4.脂質<BR>  5.アミノ酸<BR>  6.タンパク質<BR>  7.ビタミン<BR>  8.無機質<BR>  9.食品の機能<BR> 10.食品の色<BR> 11.食品の味<BR> 12.食品の香り<BR> 13.加工における反応1<BR> 14.加工における反応2<BR> 15.食品の役割
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。