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授業科目名
担当教員
水資源学
市川 温
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274131 2 CL 3 後期 I
[概要]
水はあらゆる生命、人間活動にとって不可欠のものである。地球上の水の分布、循環、変動を理解し、これを適切に管理することによって、資源としての水を持続的に利用していく必要がある。本科目では、水資源利用の現状と課題、ならびに、水資源の利用・開発・管理に関する方法論を講述する。具体的には、水循環と水資源の関係、水資源の時空間分布、わが国における水利用の歴史と現状など、水資源に関する基本的事項を説明したのち、水資源を開発・管理・評価する方法について説明する。また、地下水など水資源に密接に関連する事項について述べるとともに、水資源に関する法制度についても説明する。
[具体的な達成目標]
・水資源に関する基本的事項を理解すること<BR>・水資源を開発・管理・評価する方法を理解すること<BR>・地下水/法制度など水資源に関連する事項を理解すること
[必要知識・準備]
水理学・水文学に関する基礎的な知識を有していることが望ましい。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 45  %授業理解度 
2試験:中間期 45  %授業理解度 
3小テスト/レポート 10  %授業理解度、問題解決能力 
[教科書]
  1. 特に指定しない。
[参考書]
  1. 中澤弌仁, 水資源の科学, 朝倉書店, ISBN:4254260083
  2. 沖大幹 監訳, 水の世界地図, 丸善株式会社, ISBN:4621076442
[講義項目]
1. 概説<BR>2. 水循環と水資源<BR>3. わが国における水利用の歴史と現状<BR>4. 水資源の開発(1):水資源開発の計画と手法<BR>5. 水資源の開発(2):貯水池による水資源開発<BR>6. 水資源の開発(3):水資源開発の費用便益<BR>7. 水資源システムの管理運用(1):貯水池の操作運用<BR>8. 中間評価:中間総括・まとめ<BR>9. 水資源システムの管理運用(2):動的計画法の基礎<BR>10. 水資源システムの管理運用(3):動的計画法の応用<BR>11. 利水安全度<BR>12. 地下水とその利用(1):地下水流れの基礎式<BR>13. 地下水とその利用(2):揚水量と地下水位の関係<BR>14. 水資源に関する法制度<BR>15. 評価:総括・まとめ
[教育方法]
板書を中心に講義し、内容に応じてスライド等の視覚教材を用いる。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
F.問題の把握および解決能力
 社会基盤や環境整備の設計・計画などにおける問題・課題を的確に把握し、その解決に専門基礎科目で習得した知識・技術を応用できる能力を身に付ける。
[その他]
特になし。