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授業科目名
担当教員
微生物生理学
宇井 定春
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
265530 2 BT,WP 2 後期 III
[概要]
 生物学、生化学、遺伝学などの基礎的分野はもちろんのこと、医学、薬学、農学、工学などの応用的分野においても、微生物学が大きく貢献している。しかし、その微生物学のバックボーンとなって、その推進の役目を担っているのが微生物生理学である。現在、微生物生理学の内容は極めて多岐にわたっているが、要はその広い分野の底流となっている原理的な事項を理解することである。そして、この微生物学的知識の習得によりはじめて、微生物を目的に応じ操作することが可能になる。
[具体的な達成目標]
 卒業論文において文献が理解できる程度の知識を習得する。
[必要知識・準備]
 高校の生物学教科書レベル(生物IB)の知識は各自学習されたい。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %講義内容全体の修得度 
2小テスト/レポート 30  %授業内容の理解度 
3受講態度 20  %欠席は減点する 
[教科書]
  1. 微生物学 入門編, 培風館, ISBN:4563037672
[参考書]
  1. 山科郁男 監修, レーニンジャー新生化学(第3版), 廣川書店, ISBN:4567244001
  2. 微生物学, 培風館, ISBN:456303875X
[講義項目]
  1.微生物の栄養1(増殖と栄養物質、エネルギー源と微生物)<BR>  2.微生物の栄養2(増殖因子、微生物の栄養上の特徴、微生物定量法)<BR>  3.微生物の発育の動態1(増殖と死滅の測定、増殖経過、形態変化)<BR>  4.微生物の発育の動態2(同調培養、連続培養、生活環、微生物の死滅)<BR>  5.環境因子の影響1(温度と圧力、水素イオン濃度、浸透圧、静水圧、酸素)<BR>  6.環境因子の影響2(輻射、環境因子の相互作用、生物学的環境要因)<BR>  7.膜輸送 (細胞膜の機能、栄養素の輸送系、その他の輸送系)<BR>  8.微生物における物質代謝1(反応の熱力学、酸化と還元、好気的呼吸)<BR>  9.微生物における物質代謝2(嫌気的呼吸、発酵 (嫌気的代謝))<BR> 10.微生物における物質代謝3(光合成、光合成反応)<BR> 11.地球化学的因子としての微生物(化学的変化因子としての微生物の適合性、物質の循環)<BR> 12.地球化学的因子としての微生物(嫌気的環境の物質循環、物質循環に対する人類の影響、環境浄化)<BR> 13.共生(共生の型)<BR> 14.微生物の病原性 (微生物毒素、感染、防御、免疫応答)<BR> 15.微生物の利用開発
[教育方法]
OHP等の視覚的教材を使用する。また、適宜、配布プリントを用いる。<BR>授業アンケートの結果を参考に、可能な限り平易にした視覚的教材を利用する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)