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授業科目名
担当教員
環境生物学及び演習
河野 哲郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264433 B 2 C2 2 前期 III
[概要]
河川・湖沼・海域等の水環境を主な対象として、環境の浄化と保全における生物的側面、及び、望ましい環境保全のあり方について学習します。講義はスライドを用いておこない、適宜、演習を行います。また、理解度を高めるため小テストを行います。なお、開講時に、講義に用いるスライド資料と演習問題集をCNSにて配布するので各人で印刷して、講義時に持参することが必要です。
[具体的な達成目標]
1.生態系の構造と機能の概念を理解する<BR>2. 物質循環における生物反応を理解する<BR>3.河川の有機物汚濁、湖沼の富栄養化、海域の赤潮・青塩の発生メカニズムと影響を理解する<BR>4. 身近な水環境の望ましい保全の姿を理解する
[必要知識・準備]
基礎生物学、基礎化学IとIIの単位を取得しておくことが望ましい。なお、あらかじめ次回の講義内容を一読するなどの予習と、日常的な復習を心がけていただきたい。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %授業の理解度 
2試験:中間期 40  %授業の理解度 
3小テスト/レポート 20  %授業の理解度、自主学習 
[教科書]
  1. 教科書は、特に、指定しません。土木環境工学科に適した講義スライドを用います。
[参考書]
  1. 宗宮・津野, 環境水質学, コロナ社, ISBN:4339052094
  2. 宗宮・津野, 水環境基礎科学, コロナ社, ISBN:4339052019
  3. 清水ら, 微生物と環境保全, 三共出版, ISBN:4-7827-0354-6
[講義項目]
1.環境生物学で学習すること<BR>2.生態系1:栄養構造とエネルギーの流れ<BR>3.生態系2:生態系における物質循環<BR>4.生態系3:生態遷移と生態系の恒常性、演習<BR>5.生物による化学反応1:基礎概念<BR>6.生物による化学反応2:化学反応式<BR>7.演習<BR>8.中間評価:総括とまとめ<BR>9.河川の汚濁1:河川の有機物汚濁<BR>10.河川の汚濁2:有機物汚濁の数学モデル、演習<BR>11.湖沼の汚濁1:湖沼の特徴と富栄養化<BR>12.湖沼の汚濁2:富栄養化の影響、富栄養化の制御、演習<BR>13.閉鎖性海域の汚濁<BR>14.演習<BR>15.最終評価:総括とまとめ
[教育方法]
PowerPointと板書を併用して講義を行います。適宜、講義中にも演習を行います。また、配布する演習問題集は自学のために活用していただきたい。理解度を高めるため、適宜、小テストを行います。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
C.専門基礎学力
 社会基盤の設計・施工や環境保全技術を習得するための基盤として、構造力学、土木材料学、地盤工学、計画学、水理学及び環境工学などの専門基礎学力を身に付ける。
E.学習および問題解決能力
 専門基礎に関する演習科目において、自発的・継続的に学習する能力を身に付けるとともに、社会的要請や社会環境の変化に柔軟に対応し問題を解決する能力を獲得する。
[その他]
不明な点は質問をしてください。メールでもかまいません。質問は大歓迎です。そのた、水環境の生物に関することは、インターネットで検索するといろんな情報が得られます。自主学習の参考にしてください。講義でも参考になるホームページを紹介します。