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授業科目名
担当教員
水理学第二
末次 忠司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264321 2 CL 2 後期 III
[概要]
水理学は水に関する力学であり,水に関連する構造物の調査・計画・設計・管理などの実務に必須の学問である.また,河川工学,水文学,衛生工学などの応用工学を学ぶ前に履修すべき重要な授業科目である.本科目では,粘性を考慮した流体の基礎理論および模型実験に関係する相似則について学習する.
[具体的な達成目標]
(1)層流の基礎的性質,ダランベールの背理,境界層,乱流の摩擦抵抗などの概念について説明できる.<BR>(2)管内流の摩擦抵抗,摩擦以外の水頭損失について計算できる.<BR>(3)水中の物体の形状抵抗,表面抵抗,揚力について計算できる.<BR>(4)水理模型実験に必要な次元解析を行うことができる.
[必要知識・準備]
大学1年生までの微分・積分学の意味とその活用方法,質点力学の基礎に関する知識がないと受講が困難である.また,水理学及び演習第一が理解できており,単位を取得していることが必要である.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %専門基礎学力・学習および問題解決能力 
2試験:中間期 40  %専門基礎学力・学習および問題解決能力 
3小テスト/レポート 20  %学習および問題解決能力・目標達成能力 
[教科書]
  1. 玉井信行・有田正光 共編, 大学土木 水理学, オーム社, ISBN:4274131106
[参考書]
  1. 末次忠司, 図解雑学 河川の科学, ナツメ社, ISBN:481634005X
[講義項目]
  1.水理学の背景<BR>  2.層流と乱流,ダランベールの背理,境界層<BR>  3.管内流の摩擦抵抗<BR>  4.摩擦速度とせん断力<BR>  5.乱流円管路の摩擦損失<BR>  6.円管内の速度分布<BR> 7.中間試験及び解説<BR>  8.形状抵抗<BR>  9.抵抗係数の特性<BR>  10.表面抵抗と揚力<BR>  11.次元解析と相似則<BR>  12.まとめ<BR>  13.評価:総括・まとめ<BR>以上の項目を15回で講義する.<BR>6までの内容の中間期試験を行い,期末期にも試験を行う.
[教育方法]
毎回小テストを課し,それを演習とする.中間期試験,期末期試験及び演習により評価する.配点は中間期試験40点,期末期試験40点,演習20点とし,合計点数が60点以上を合格とする.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
C.専門基礎学力
 社会基盤の設計・施工や環境保全技術を習得するための基盤として、構造力学、土木材料学、地盤工学、計画学、水理学及び環境工学などの専門基礎学力を身に付ける。
[その他]
特になし