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授業科目名
担当教員
防災工学概論
鈴木 猛康/秦 康範
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264125 2 CL 2 後期 III
[概要]
防災工学とは,自然災害における被害を防止・軽減のための構造物の設計,建設等のハード技術から,防災行政や防災計画等のソフト技術まで幅広い知識を必要とする総合学である.本講義では,土木環境工学の技術者として必要とされる防災の基礎知識の習得ができるように,防災についてできるだけ幅広く,また実例を交えながらわかりやすく解説する.とくにハード技術としては,地震工学の基礎を学ぶことができる.
[具体的な達成目標]
・災害関係法の概要ならびに成立の歴史的背景を理解する.<BR>・災害発生のメカニズムを理解する.<BR>・防災に関わる基本的な用語を理解する.<BR>・我が国における防災行政の仕組みを理解する.<BR>・地震工学の基礎を理解する.
[必要知識・準備]
・応用物理学を履修していること.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 100  %授業で学習した内容の理解度を評価する. 
[教科書]
  1. 特になし
[参考書]
  1. 図解 日本の防災行政改訂版(平成16年度), ぎょうせい
  2. 鈴木 猛康, 巨大災害に備える地域防災力, 静岡学術出版, ISBN:978-4-903859-70-5
[講義項目]
1.イントロダクション<BR>2.気象災害<BR>3.地震災害(災害発生のメカニズム、地震被害)<BR>4.地震工学の基礎<BR>5.地震工学と耐震設計1<BR>6.地震工学と耐震設計2<BR>7.我が国の防災行政<BR>8.防災関係法<BR>9.地域防災<BR>10.地域防災の例1<BR>11.地域防災の例2<BR>12.企業防災とBCP<BR>13.災害情報<BR>14.防災対策と危機管理<BR>15.評価:総括とまとめ
[教育方法]
ハードからソフトに至る広範囲の話題を取扱うので,講義形態についても,映像等を多数使うなど工夫する.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
C.専門基礎学力
 社会基盤の設計・施工や環境保全技術を習得するための基盤として、構造力学、土木材料学、地盤工学、計画学、水理学及び環境工学などの専門基礎学力を身に付ける。
G.計画立案・管理・実行能力
 社会基盤整備において、地域社会・自然との調和、コスト・資源の最適な運用、品質の保証など様々な要求に応えることのできる計画を立案・管理・実行する能力を身につける。
[その他]
特になし