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授業科目名
担当教員
測量学第二
武藤 慎一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264030 B 2 L 3 後期 I
[概要]
測量学第一で学んだ測量の基礎的な原理と技法に加えて、測量学第二では応用的な測量技術の修得を目標とする。測量学第二では、道路設計の際必須である路線測量や高度の測量精度を要する基準点測量で用いられるGPS測量、航空機や人工衛星を用いた写真測量やリモートセンシング、コンピュータを利用した地理情報システム(GIS)などについて、その基礎原理・方法を理解する。さらに、地球的視点から物事を考えるための基礎技術として測量学が位置づけられることを理解する。
[具体的な達成目標]
(1)路線測量の概要が説明でき、線形の基本的な設計計算が行える。<BR>(2)GPS測量の原理・方法を理解し、説明できる。<BR>(3)空中写真測量およびリモートセンシングの原理・方法を理解し、説明できる。<BR>(4)GIS(地理情報システム)の原理・方法を理解し、説明できる。<BR>(5)地籍調査について概要が説明できる。
[必要知識・準備]
必要な知識として測量学第一を復習しておくこと。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 45  %問題設定/解決能力 
2試験:中間期 45  %問題設定/解決能力 
3小テスト/レポート 10  %情報収集/整理力 
[教科書]
  1. 長谷川昌弘、今村遼平、吉川眞、熊谷樹一郎, ジオインフォマティックス入門, 理工図書, ISBN:4844606832
[参考書]
  1. 石井一郎, 最新測量学(第2版), 森北出版株式会社, ISBN:4627471424
[講義項目]
  1.測量学第二で学ぶ測量学:勉強法、目標、応用測量学の特徴、測量技術者の責務<BR>  2.路線測量(1):路線線形と縦断測量、横断測量<BR>  3.路線測量(2):平面曲線の設置<BR>  4.路線測量(3):クロソイド曲線の設置、その他の応用測量<BR>  5.GPS測量(1):GPSの構成と測位方式<BR>  6.GPS測量(2):実習1<BR>  7.GPS測量(3):実習2<BR>  8.路線測量・GPS測量演習<BR>  9.中間評価:中間総括・まとめ<BR> 10.空中写真測量(1):写真測量の原理<BR> 11.空中写真測量(2):空中写真測量の方法<BR> 12.リモートセンシング<BR> 13.GIS:GISの基礎技術と応用<BR> 14.地籍調査<BR> 15.評価:総括・まとめ
[教育方法]
・測量技術は日進月歩で高度化しているため、教科書だけでなく、最新の情報を盛り込んだ教育を行う。<BR>・講義はパワーポイントによるスライドを用いて授業のより深い理解と集中を助ける。重要な計算手法に関しては適宜、演習問題・レポートを課し確実な理解を目指す。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。
C.専門基礎学力
 社会基盤の設計・施工や環境保全技術を習得するための基盤として、構造力学、土木材料学、地盤工学、計画学、水理学及び環境工学などの専門基礎学力を身に付ける。
[その他]
本学科を卒業すると取得できる「測量士補」の指定科目である。