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授業科目名
担当教員
CGとインタラクションI及び実習
小俣 昌樹
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263735 2 G 2 後期 III
[概要]
本講義では,コンピュータグラフィックスを用いて直観的なコンピュータ操作を提供するグラフィカルユーザインタフェースの理解と実習を中心として,ヒューマンコンピュータインタラクションの基礎概念と基礎知識を学習する.そして,これらの概念と知識に基づいて基本的なヒューマンインタフェースを設計できるようになることを目標とする.<BR>カリキュラム中での位置付け:<a href="http://www.cs.yamanashi.ac.jp/g/JABEE/curriculum/">Gコースのカリキュラム</a>
[具体的な達成目標]
(1)ヒューマンインタフェースに関する基礎用語を理解して使用できる.<BR>(2)使いやすさに関する基礎概念を理解できる.<BR>(3)基本的なGUIプログラミングができる.
[必要知識・準備]
[実習]<BR>Windowsオペレーティングシステムの基本的な使い方,および C 言語によるプログラミングの基礎(制御文,配列,関数,構造体)を修得済みであること.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %ヒューマンコンピュータインタラクションの基礎知識に関する理解の程度を評価する. 
2試験:中間期 30  %ヒューマンコンピュータインタラクション及びGUIの基礎知識に関する理解の程度を評価する. 
3小テスト/レポート 40  %ユーザビリティに関する調査およびGUIプログラミングに関する成果物で評価する. 
[教科書]
  1. 椎尾 一郎, ヒューマンコンピュータインタラクション入門, サイエンス社, ISBN:4781912605
[参考書]
  1. 古賀 直樹, ユーザーインタフェースデザインの基礎知識 ~プログラム設計からアプリケーションデザインまで~, 技術評論社, ISBN:4774142301
  2. 池谷 京子, プログラムを作ろう!パソコン教科書 Microsoft Visual C# 2005 Express Edition入門 (マイクロソフト公式解説書), 日経BPソフトプレス, ISBN:4891005009
[講義項目]
1.ヒューマンコンピュータインタラクションとは<BR> ・ヒューマンインタフェースとは<BR> ・設計のための基本原則<BR> ・ヒューマンエラー<BR>2.人間のインタフェース特性<BR> ・人間の感覚と知覚<BR> ・意識的な処理と無意識的な処理<BR> ・記憶のしくみ<BR>3.グラフィカルユーザインタフェース(GUI)(1)<BR> ・GUIの画面<BR> ・GUIの特徴<BR> ・GUIの短所と対策<BR>4.グラフィカルユーザインタフェース(GUI)(2)<BR> ・情報可視化の概念<BR> ・GUIプログラミングの基礎<BR>5.[実習] Windowsプログラミングの基礎(1)<BR>6.[実習] Windowsプログラミングの基礎(2)<BR>7.前半のまとめ及び中間試験<BR>8.操作<BR> ・インタフェース機器<BR> ・操作の流れ<BR> ・時間の要素<BR> ・ターゲットユーザ<BR>9.ユーザビリティ(1)<BR> ・ヒューマンエラーの防止<BR> ・認知不安の解消<BR> ・色の活用と情報の整理<BR>10.ユーザビリティ(2)<BR> ・インタフェースの定量的な分析<BR> ・評価技法<BR>11.[実習]Windowsアプリケーション開発(1)<BR>12.[実習]Windowsアプリケーション開発(2)<BR>13.[実習]Windowsアプリケーション開発(3)<BR>14.次世代インタフェース<BR>15.まとめ及び試験
[教育方法]
・講義では,教科書を中心に,教科書および参考書の内容に沿ったスライドを提示しながらその内容を説明する.<BR>・実習では,C#言語を使ってGUIプログラミングについて説明する.また,受講生は,この説明に基づいて,プログラミングをしながら実践的に学習する.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(A) マルチメディア情報ネットワーク技術に習熟した情報処理技術者としての基盤となる基礎的素養及び基礎的スキルを修得する。
(G-2)マルチメディアコンテンツを開発処理する基礎的技術
(G-3)コンピュータヒューマンインタフェースを開発構築する基礎的技術
[その他]
本授業では,山梨大学 e-Learning システム(Moodle)を使用する.<BR>http://moodle.yamanashi.ac.jp/