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授業科目名
担当教員
ソフトウェア構成法演習
吉川 雅修
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263311 1 F 2 後期 III
[概要]
情報システムは,様々なアルゴリズムやデータ構造に基づいて,ソフトウェア部品を作成し,それらを効果的に組み合わせて構築されることが多い.本演習では,種々のアルゴリズムやデータ構造に基づいてソフトウェア部品を作成し,また,それらを効果的に組み合わせ,比較的大きなプログラムを作成する技術を学習する.そのためには,ソフトウェア開発のためのツールの利用方法を習得する必要がある.また,ネットワークやデータベースを利用したイベント駆動型のプログラミング技法について学ぶ.さらに,グラフィカルユーザインタフェースを持つソフトウェア開発技術についても学ぶ.
[具体的な達成目標]
(1) ソフトウェアを構築・配布するための道具の使い方を利用する.<BR>(2) 比較的大規模なプログラムを作成するための基本的技術を理解できる.<BR>(3) ネットワークを利用した簡単なプログラムを作成できる.<BR>(4) 簡単なイベント駆動型プログラムを作成できる.<BR>(5) アプリケーションプログラミングインタフェースを利用したプログラムを作成できる.<BR>(6) ソフトウェア作成の前に機能概要やユーザインタフェースをデザインできる.
[必要知識・準備]
本講義を履修するためには,授業科目「情報処理および実習」,「情報数学基礎」,「プログラミング入門」,「プログラミング入門演習」,「アルゴリズムとデータ構造I」,「アルゴリズムとデータ構造I演習」,「アルゴリズムとデータ構造II」,「アルゴリズムとデータ構造II演習」,「計算機アーキテクチャI」をあらかじめ履修し,それらの内容を十分に理解していること.また,「ソフトウェア構成法」を同時に履修することが望ましい.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 90  %課題の要求に正しく応えられているかをみる. 
2受講態度 10  %レポート以外の課題への取り組みと達成. 
[教科書]
  1. 特に指定しないが,C++のプログラミングに関連する本.既習のプログラミング関連科目で使用した書籍でよい.
[参考書]
  1. 講義で紹介する.
[講義項目]
(01) プログラムのチェックとデバッグ<BR>(02) 通信のプログラム:ソケット(1) 簡単なプログラムの作成<BR>(03) 通信のプログラム:ソケット(2) プログラムの作成と応用ソフトウェアの仕様作成<BR>(04) 通信のプログラム:ソケット(3) 応用ソフトウェアの開発<BR>(05) 通信のプログラム:ソケット(4) 応用ソフトウェアの評価と報告書作成<BR>(06) GUIプログラミング GTKMM入門<BR>(07) イベント駆動プログラミング(1) 描画機能<BR>(08) イベント駆動プログラミング(2) メニューの構成<BR>(09) イベント駆動型GUIプログラミングの総合演習<BR>(10) 中間目標を設定した中規模プログラミング(1) 要求の理解<BR>(11) 中規模プログラミング(2) GUIの試作<BR>(12) 中規模プログラミング(3) プログラム開発<BR>(13) 中規模プログラミング(4) テストと修正<BR>(14) 中規模プログラミング(5) ソフトウェアの評価<BR>(15) 作品の相互レビュー,報告書の作成
[教育方法]
・毎回,Webページを用意し,課題を明確にする.<BR>・習得したソフトウェア開発手法を用いて実際にソフトウェアを開発する.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(C)問題を形式的にモデル化し,そのモデルを基に問題解決する知識と技術を習得する.
(D)ソフトウェアの実現に必要な各種の道具や手法を習得・理解し,これらを組み合わせて問題解決を行える知識と技術,およびその自発的・継続的学習法を習得する.
[その他]
・学生の理解度に応じて,内容や順序を変更する場合がある.