山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
基礎電子デバイス
矢野 浩司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
262002 2 S過年度生 1 後期 V
[概要]
テレビやオーディオ機器から始まって通信、計測、コンピュータなどエレクトロニクスの分野で様々な電子デバイスが使われている。本講義では先ずデバイスとは何かの概念を把握する。続いて電子デバイス発展の歴史を概観した後、電子デバイスの巧妙なはたらきの原理を探りながら、その基礎となる学問の入門を学ぶ。なぜ電流が流れるのか、電子がどのように動けばデバイスが機能するのか、進展が目覚ましいナノデバイスの中で電子はどのように振る舞うのか等々。これらの問いかけに、電磁気学、電気回路、電子デバイス、電子回路、量子力学など本学科で学ぶ重要科目の基礎の基礎を紹介しながら答えていく。
[具体的な達成目標]
(ア)デバイスの基本概念を説明できる<BR>(イ)電流・電流密度・導電率の定義が説明できる<BR>(ウ)導電率が何で決まるかを説明でき、値を計算できる。<BR>(エ)金属と半導体の電気伝導の特徴を説明できる。<BR>(オ)pn接合ダイオードの動作、特性が説明できる<BR>(カ)金属半導体接触の動作、特性が説明できる<BR>(キ)MOS系の動作、特性が説明できる<BR>(ク)接合型バイポーラトランジスタの動作理論が説明できる。<BR>(ケ)MOSFETの動作理論が説明できる。
[必要知識・準備]
「なぜ」「どうして」「どうなってるの」と常に問いかける好奇心<BR>論理的に考えて表現しようとする姿勢<BR>高校で履修した程度の数学と物理の知識
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %後半の講義項目について目標が達成されているかを評価する 
2試験:中間期 50  %前半の講義項目について目標が達成されているかを評価する 
[教科書]
  1. 本科目用に準備した講義資料を用いる。
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
電子とデバイス−電子デバイス入門−<BR>  1.デバイスとは、電子デバイスの歴史、電子とデバイス<BR>  2.電子の運動と電流<BR>  3.半導体とは:エネルギーバンド理論<BR>  4.pn接合(1)<BR>  5.pn接合(2)<BR>  6.金属半導体接触<BR>  7.金属・酸化膜・半導体系<BR>  7.接合型バイポーラトランジスタ(1)<BR>  8.接合型バイポーラトランジスタ(2)<BR>  9.MOSFET(1)<BR> 10.MOSFET(2)<BR> 11.高移動度トランジスタ(HEMT)
[教育方法]
本講義のために作成した資料に沿って説明する。<BR>視覚的に理解させる。<BR>実用的デバイスと関連づけて興味を持たせる。<BR>具体的な数値を上げて定量的概念を身につけさせる。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《電気電子システム工学科》
C-4:電気電子工学分野の専門知識・技術を身につける
基礎工学部門・応用工学部門に含まれる科目を通じて電気電子工学分野の専門知識・技術を身につける
[その他]
(未登録)