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授業科目名
担当教員
入門物理I
藤間 一美/松原 正弘
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
259200 3 AM 1 前期 月/木 III/III
[概要]
 高等学校で既に習い知っている現象をもう一度新しい視点、物の考え方で見直してみる。作り上げられた物理の公式を覚えるのではなくて、どう理解していけば良いか、何が分かればすべてを知り尽くしたと言えるのか、そのための手法、技術として今後何を修得しておくべきかを改めて問い直す。その結果、どう疑っても、どう考えて見ても、これが自然の法則だと考えざるを得ないという形で物理を納得することを目的とする。この物の考え方には慣れ、訓練がある程度必要なので、この講義に続く入門物理IIで洗練された形で再提示される予定である。
[具体的な達成目標]
高校で習った物理を新しい視点で見直し物理法則としての意味を知る
[必要知識・準備]
高校生の物理の知識
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %講義の理解度を確認する 
2小テスト/レポート 20  %内容理解及び自発的学習 
3受講態度 50  %出席状況 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
第1回:物理が分かったとは何をいうのか<BR>第2回:測かった量と知りたい物理量(長さ、時間、質量)<BR>第3回:物理法則と定義式(Newtonの運動方程式と力の定義式)<BR>第4回:区別がつかないこと(対称性と保存則、作用反作用の法則と運動量の保存)<BR>第5回:スカラーとベクトル(力の釣り合い、向きはどう決める-座標系の選び方)<BR>第6回:見方を変えると値が変わる(実体とその表現方法)<BR>    これまでのまとめと理解度のチェック。<BR>第7回:座標変換と物理法則<BR>第8回:並進対称性、時間の対称性、エネルギーの保存則<BR>第9回:法則の定式化(原因と結果(因果律)と可能な解、 最小作用の法則)<BR>第10回:理想と現実、モデルの意味<BR>第11回:測定の誤差と無視した効果<BR>第12回:理解の仕方は一つでは無い<BR>第13回:まとめと復習<BR>第14回:今後の学習の方向と発展の道筋<BR>第15回:総括・評価(試験と疑問点の整理)
[教育方法]
講義とそれと対になった演習による。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
教科書:必要な資料はこちらで用意する。<BR>参考書:トピックスごとの参考書はその都度紹介する。