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授業科目名
担当教員
基礎解析学
鈴木 智博
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253025 2 F 2 後期 III
[概要]
情報処理技術者が身につけるべき解析学に関する必要最小限の素養として、Fourier 変換の理論と計算技術を学習する。
[具体的な達成目標]
初等的な関数の Fourier 級数、複素 Fourier 級数、Fourier 積分、Fourier 変換を計算することができる。<BR>数値積分の原理から離散 Fourier 変換を理解することができる。
[必要知識・準備]
微分積分学I、微分積分学II、線形代数学
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %計算能力 
2試験:中間期 60  %計算能力 
3小テスト/レポート 10  %計算能力 
[教科書]
  1. 特に定めない。
[参考書]
  1. 石村園子, すぐわかるフーリエ解析, 東京図書, ISBN:4489004974
  2. E. クライツィグ, フーリエ解析と偏微分方程式, 培風館, ISBN:4563011177
  3. E. クライツィグ, 複素関数論, 培風館, ISBN:4563011185
[講義項目]
1. 関数空間<BR>2. Fourier 級数<BR>3. Fourier 余弦級数と正弦級数<BR>4. 広義積分と無限積分<BR>5. Fourier 積分<BR>6. Fourier 余弦変換と正弦変換<BR>7. 中間評価、前半の総括とまとめ<BR>8. 複素関数論<BR>9. 複素 Fourier 級数<BR>10. Fourier 変換<BR>11. Fourier 変換の性質<BR>12. 数値積分法<BR>13. 離散 Fourier 変換<BR>14. 高速 Fourier 変換<BR>15. 最終評価、後半の総括とまとめ
[教育方法]
基礎的な諸概念の定義を理解させ、解法の解説を行なう。<BR>授業時間中に多くの演習問題を課すことにより、それらの解法の習熟を図る。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
(B)種々の型と構造をもつ情報の表現手法及び処理手法についての基本的な知識と技術を習得する.
(C)問題を形式的にモデル化し,そのモデルを基に問題解決する知識と技術を習得する.
(D)ソフトウェアの実現に必要な各種の道具や手法を習得・理解し,これらを組み合わせて問題解決を行える知識と技術,およびその自発的・継続的学習法を習得する.
[その他]
期末試験では他の講義の学習も必要であろうから、今年度は期末試験よりも中間試験の配点を多くした。