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授業科目名
担当教員
科学の作法
加藤 孝正/鍋谷 暢一/秋津 哲也/本間 聡
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
252060 2 EE・ES過年度生 1 後期 III
[概要]
電気電子工学科の学生としてカリキュラムに指定された<BR>カリキュラムに指定された講義,実験・実習,卒業研究等を通じて,科学技術に携わる素養を身につけるために必要となる,科学の作法を体得します.<BR>学習教育目標にあげた基礎学力およびコミュニケーション能力を効果的に獲得するためには,この道の先達が長年にわたって蓄えた有用な知恵,マナー,仕事を効率よく進めるための工夫などを身につけておくことが不可欠です.この授業では,このような科学の学習や研究,技術の活用や開発において役立つ,各種の作法をコンパクトにまとめて伝授します.作法は,継続的自主的な学習を続けて行くための基礎であり,また,作法の意味と意義を知ることは,社会性や技術者の責任について考察することにつながります.授業では,それぞれの項目ごとにテキストに沿って,まず標準的・模範的な例を参考にして作法の要点を習い,つぎに手を動かして作法の実践をし,さらに創造的な題材を用いて作法を応用し,完全に身につける演習を行います.これらの作法は,電気電子システム工学科の実験・実習や卒業論文等において,レポート作製の様式となる重要なものです.
[具体的な達成目標]
以下の項目に関する必要最低限の素養として,テキストに挙げる科学の作法の要点を完全に身につけることを目的とします.<BR>1.グラフで物事を説明できる<BR>2.数式で簡単な変化を記述できる.<BR>3.言葉で物の様子を説明できる.<BR>4.英語の基本文型で簡単な電気系の事項が説明できる.<BR>5.記号による表現の科学の作法が説明でき,これを使いこなすことができる.<BR>上記のそれぞれにおいて,観察と認知,情報の処理,表現,分析,予測という科学の技法がどのように活用されるかを説明できる.
[必要知識・準備]
この講義では指示ある場合を除き,特に予習は必要ない.授業中に集中力を発揮して,これまで学校で学んだ知識はもちろんのこと,蓄えてきたあらゆる知識や経験を活用して,課題に取り組む必要がある.授業で習得した科学の作法は,あらゆる状況において常に実践するよう心がけることが重要です.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %テキストに挙げる課題の演習の結果とレポートの成績を総合して6割以上達成できている場合に合格と判定する 
2発表/表現等 50  %テキストに挙げる課題の演習の結果とレポート課題の成績を総合して6割以上達成できている場合に合格とする 
[教科書]
  1. 櫻井彪,松本俊,石川稜威男,堀裕和, 科学の作法 2005年度版, 山梨大学工学部電気電子システム工学科,
    (この講義のために作られた,オリジナル・テキストを用いる.このテキストは,本学科で学習する実験や卒業論文などのすべてに共通のレポートや論文等の作成方法を提示しており,卒業まで継続的に使用する.)
[参考書]
  1. オリジナル・テキストに,各項目ごとの参考書が示される.
[講義項目]
1. 科学の作法 概論<BR>2. 言葉で表現する<BR>3. 形を読み取る<BR>4. 変化を説明する1<BR>5. 変化を説明する2<BR>6. グラフを活用する1<BR>7. 分かりやすく説明する<BR>8. 分かりやすい文章を書く<BR>9. 分かりやすく考察する<BR>10. グラフを活用する2<BR>11. 英語でエレクトロニクス1<BR>12. 英語でエレクトロニクス2<BR>13. 科学の約束<BR>14. 科学の約束<BR>15. 安全とISO14001
[教育方法]
教科書に基づいて講義を行い、講義内容に関する問題を課して解説する.講義内容に準じたレポートを課す.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《電気電子システム工学科》
D-1:論理的・科学的に思考・表現する能力を養う
科学の作法,電気電子システム工学研修,卒業研究を通じて,本分野に関連する技術的内容を読解し,論理的・科学的に思考・表現する能力を養う
 
[その他]
(未登録)